【鬼灯の冷徹】輪廻転生～願い～ (ページ19)

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拾漆ページ19

鬼灯side

A「ここが「服屋」ですか…すごい」

すごい？

…ただのどこにでもある服屋なんですが？

店員「いらっしゃいませ…って、鬼灯さま！？珍しいですね。新しい服ですか？」

鬼灯「まぁそんなところです。ですが、今回はこの方のをお願いします」

A「初めまして、Aといいます」

店員「？…え？……ええぇぇぇぇっっ！？！？」

何故そんなに驚くんですかねぇ…

店員「あ、あの鬼灯さまが…女性と一緒！？
いや確かに釣り合いは十二分にとれてて悲しくなる位いいけど…」

鬼灯「私を何だと思っているんですか」

Aさんと釣り合いがとれているのはとても嬉しいですが、女性と一緒にいるだけでこんなに驚かれるのは心外です

さっさも閻魔大王に心外な顔されましたし

A「とりあえず､落ち着きましょうか?(^-^;」

店員「はい…えっと…それで、どんな服をご所望ですか？」

A「そうですね…巫女装束って、有りますか？」

店員「もちろん！本物からコスプレまで､色々なタイプや色がございますので、自分好みなものをお探しください」

A「私好み…と言われましても…」

Aさんは困った様に顔をしかめた

鬼灯「？Aさん？」

A「私、生前に全くオシャレだのなんだのに興味が無くって…その上、いつも皆さんが思い浮かべる巫女服だったので」

鬼灯「なるほど、自分好みがそもそも分からない、と。では､私が選びましょうか？Aさんがよければですが」

A「！こちらこそお願いしたいです！鬼灯さま、センス良さそうですから」

私が選ぶより何億倍もいいです、

と、Aさんは頭を下げた

別にセンスはよくありませんが、これは頑張らなければいけませんね