【鬼灯の冷徹】輪廻転生～願い～ (ページ36)

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惨拾肆ページ36

鬼灯side

鬼灯「貴方にも、是非就職していただきたい就職口があります」

桃太郎「………え？」

というわけで、桃太郎さん御一行の
犬・猿・キジさんには不喜処地獄に、
桃太郎さんには桃源郷に就職していただきました

Aさんが追い付く前に終わってよかった

……にしても、遅いですね……

すると人影が見えた

鬼灯「あぁ、やっと追いつきまs

獄卒「鬼灯さまっ！！！！！」

…何ですか」

Aさんではなかった……

鬼灯「また何か厄介なことが？」

獄卒「厄介といえば厄介です！」

……はぁ……

鬼灯「緊急ですか？」

獄卒「緊急ですっ！！」

鬼灯「…分かりました。ですが、少し待ってください。Aさんがまだ追い付いてi

獄卒「そのAさんですっ！！！！！」

…………は？」

Aさん…？

何故Aさんなんですか？

獄卒「Aさんが、倒れましたっ！！！」

頭が真っ白になった

気がつけば走っていて、Aさんのことだけが頭の中を埋め尽くしていた

倒れた？

何故？

そもそも何時？

私が手を離したから？

まさか…………死んだりしませんよね？

何処をどんな風にどんなスピードで走ったかは分かりませんが、閻魔殿についた時にはただの汗と冷や汗が混ざって汗だくになっていた

でも、そんなことどうでもよかった

Aさん

まさか、これだけ貴女に夢中にさせておいて、
私の心を奪ったまま死んだりしませんよね？
そんな卑怯なことは、しませんよね？