弐拾 ページ22
鬼灯side
鬼灯「どうされましたか?」
Aさんを服の確認に行かせて、店員さんに聞くと
店員「実は、ある簪、今まで誰一人として似合う人がいなかったんです。なのに、Aさんにはすっっっごい似合ってて…僕としては、あの方に着けて欲しいんですけどね…」
なるほど…
鬼灯「それで、その簪は?」
店員「これです」
!!!
鬼灯が着いている…
確かに、私もこの簪はAさんに着けて欲しいですね
A「鬼灯さま、どうでしょうか?」
鬼灯「!!よくお似合i
店員「とてもよくお似合いです!!」
……」
職業柄、仕方ないんでしょうけど…
先に言いたかった……
私が選んだのは、Aさんが生前も着ていたであろう普通(コスプレじゃないの)のタイプのものだ。ただ、白衣が黒いですがね
A「黒い…ですね」
鬼灯「もともと、巫女装束に黒が使われないのは、黒が喪服などで多く使われ、「忌色」とされているから…ですが、ここは地獄、更にAさんは獄卒です。もう人の死だの何だの関係ありません。袴が赤いままなのは、亡者の血などが目立たないようにするためです」
A「鬼灯さまは何でも知っておられますね。その通りです。汚れについての配慮まですみません」
店員「ありがとうございました!」
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簪=かんざし
白衣=巫女装束の上の白い着物のこと
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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作者名:黒鴉 | 作成日時:2018年12月21日 16時