｢勇んで戦う者｣ノ御記＿＿伍. (ページ6)

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｢I don't want to answer｣＿＿壱ページ6

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｢ああっ！まだ髪に粉が残ってじゃない！A座って髪梳かしてあげるから｣

｢え…あ、ありがとう…お願いします｣

カカシと共に屋上にやって来たAはサクラに目を付けられるなり階段に座らされ、そのまま髪を解かれるなり彼女の手持ちの櫛で梳かされる。差物のAもこの状況には目を瞬かせてしまった

彼女とは忍者学校時代において必要最低限の会話しか交わしただけでサスケ同担過激派の一人だった。その為こんな髪を梳かしてくれるような仲に急接近してこっちは宇宙猫になりそうだ。そう言えば午後の教室でも自分を擁護する様な発言をしてた気がする

一体全体昼休みの間に彼女に何があったんだ？
ナルトだけじゃ無かったのか？

｢おーい、そろそろいいか？｣

｢どうぞこのまま続けて貰って大丈夫です｣

今日やるのはオリエンテーションみたいなものだ
自己紹介して明日の予定のプリントを配る
なら髪を現在進行形で梳かして貰ってるサクラを止めなくて良いだろう

｢そうだな…まずは自己紹介してもらおう｣

｢どんなこと言えばいいの？｣

｢そりゃあ好きなもの嫌いなもの…将来の夢とか趣味とか…ま！そんなのだ｣

カカシの自己紹介は一寸の狂いもなく原作通りだった。あまりな自己紹介にナルト達が唖然としていたので一応付け加える様に｢あたし達の第一印象は｢嫌い｣だって言ってたよ｣と告げておくと｢それは知りたく無かったってばよ…｣｢わざわざ報告しなくてもいいわよ…｣って言われたんだが本来なら真正面から言われてたんだからな？

｢じゃ次はお前らだ。右から順に…｣

｢オレさ！オレさ！名前はうずまきナルト！好きなものはカップラーメン。もっと好きなのはイルカ先生に奢ってもらった一楽のラーメンとAの作った料理！｣

(食べ物ばっかりだけど最後は嬉しいなぁ
学校時代からナルトを家に招いてお泊まり会してて良かった)

｢次！｣

次はサスケだ
前半部分は原作通りだったが…夢について話す部分で急に変わった

｢野望はある！一族の復興とある男を必ず殺す事だ。そして＿＿＿＿｣

(ん…？｢そして｣？)

｢代々うちはが務めて来た｢勇んで戦う者｣の守護を果たす｣

｢ゴホォッ！？！？｣

｢ちょっとA大丈夫⁉︎｣

｢やっぱりオレが黒板消し当てちゃったから具合悪くなって…｣

｢ゲホゲホ…い、いや…平気…大丈夫…｣

あんまりにも不意打ちで来られたから驚いただけだ
君の守護対象は此処にいるぞおい

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