猿も木に登れ＿＿壱 ページ48
.
｢え？何？お前再不斬が生きてた事知ってたの？｣
｢千本喉に突き刺して殺せるなら世の千本使いは医者じゃなくて殺人鬼じゃないですか。一応｢あたしは気付いてるよ〜｣って仮面の彼に最後カマかけましたよ？｢貴方が霧隠れの忍であるならば｣って｣
｢あんまり危ない事しないでくれる？あの場で殺されてたかもしれないでしょ｣
｢さぁ…？殺せるんですかね…あの子｣
森の中適当な場所で両側松葉杖の上司とAは木登りする三人を眺めながらああ言えばこう言う会話を交わしていた
原作通り仮死状態の再不斬が回復するまでの大凡一週間…ナルト、サクラ、サスケはチャクラコントロールを会得する為に｢木登り｣の修行が始まった。自分はもう既に会得している故にタズナの護衛任務に就けるのだが、カカシ曰く｢最初だけは見てやって｣と言われサスケに連れられやって来た訳である
｢処で先生は勇者…｢勇んで戦う者｣を知ってたんですね｣
｢…昔うちはのある奴から聞き齧っただけだけどね
Aが言うまで半信半疑だったし本当に存在するんだね勇者って｣
思い出に耽り少し悲しみを滲ませた瞳を見て自分は何となくだが気付いてしまった。嗚呼、なんだか想像出来てしまうな。自慢のゴーグルを見せながら｢オレは｢勇んで戦う者｣って言うスゲー人を守るうちは一族のうちはオビト様だ！｣と自慢する少年の姿が
｢案外カンタンね！｣
｢今一番チャクラのコントロールがうまいのはどうやら女の子のサクラとAみたいだな…｣
｢スッゲェー‼︎サクラちゃんてば！さすがはオレの見込んだ女！｣
原作通り一発マスターしたのはサクラだ
サスケに認めて貰えずナルトに褒められて落ち込んでるのはドンマイとしか言いようがない
｢いやー！チャクラの知識もさることながら"
｢！｣
｢それにうちは一族ってのも案外大した事ないのね
そんなんで｢勇んで戦う者｣の守護が務まるとは思わないけど？｣
｢うるさいわよ‼︎先生ってば‼︎｣
｢煽って負けず嫌い共に発破を掛けるのは良いですけどあたしをダシに使うのやめてくれません⁉︎勇者が皆を守るんです！守られる側じゃないんですから！｣
｢ｯ…！｣
｢ゴフッ⁉︎う…裏拳で腹パンはやめてちょーだいよ…｣
｢知りません！｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モノクロ | 作成日時：2022年1月1日 18時
