｢勇んで戦う者｣ノ御記＿＿伍. (ページ42)

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波の協力プレイ＿＿肆ページ42

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綺麗な黒髪をいのの様に後ろで団子にし焦茶のタートルネックと袴ズボン。高麗納戸の丈裾が長い上着を腰でマフラーに結ぶ、霧隠れの追い忍の仮面を被った小柄の少年

性別を知らなければ誰もが声音で少女と間違えるに違いない

｢ありがとうございました
ボクはずっと…確実にザブザを殺す機会を窺っていた者です｣

｢確かその面…お前は霧隠れの追い忍だな……｣

｢……流石…よく知ってらっしゃる｣

｢追い忍？｣

｢そうボクは"抜け忍狩り"を任務とする霧隠れの追い忍部隊の者です｣

(嘘がお上手な事で)

"左腕を無意識に押さえながら"ナルトが側でワーワー言うのを無視する。怒るのも無理は無いか、だってこっちは散々苦戦を強いられ漸く倒しかけた処を何処ぞのぽっと出の忍に美味しい処を奪われたのだ

｢納得行かないのも無理無いけど世界はナルトが思っている以上に広いんだよ。世界にはあたし達よりも強い忍は五万と居る…あたし達や先生よりも幼くて強い子はウヨウヨしてるって｣

｢…………｣

(ははは、カカシ先生に頭撫でられて宥められてやんの)

｢初めまして霧の追い忍さん
あたしは木ノ葉隠れの下忍、三栖Aです。お仕事お疲れ様でした｣

自然に挨拶するAに差物の白も驚いたのか内心焦った様に｢は、初めまして…｣と答える。急な挨拶を振られて戸惑っていて可愛い

｢実はここまでの道中霧の鬼兄弟に出会しまして木ノ葉預かりにしているのですが、国交問題になる前に現水影照美メイ殿に報せてくれますか？＿＿＿＿＿＿＿＿貴方が霧隠れの忍であるのなら(・・・・・・・・・・・)｣

｢‼︎…えぇ、お伝えします｣

(この子は…長居は非常に危険ですね)

身の危機を感じ取ったのか白は再不斬を抱えると原作通りの台詞を告げ瞬身でその場を後にした。カカシは安堵の溜息を吐きつつ写輪眼を仕舞うと気を取り直す様に自分達にこう言う

｢さ！オレ達もタズナさんを家まで連れて行かなきゃならない。元気よく行くぞ！｣

｢ハハハッ！皆超すまんかったのォ！ま！ワシの家でゆっくりしていけ！｣

｢そうですねゆっくりさせて下さい
カカシ先生がチャクラ切れでぶっ倒れているんで｣

何が元気よくだド阿呆
綺麗な大の字でぶっ倒れてる奴が元気とか言うなバカカシ！

｢あたしも他人の事言えないからね？｣

｢その肩の傷還元されて受けるのあたしなんだが？｣

少なくとも腕以外は元気だよ
…若干飛雷神でチャクラ切れ起こしかけてるけど

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