この依頼は＿＿壱 ページ29
.
｢お前ら喧嘩はその辺にしとけ…タズナさん貴方にもちょっと話があります｣
｢な…なんじゃ…！｣
｢それは
一応依頼主のタズナに一睨みした後カカシは捕らえた(ピンピンしてる鬼兄弟の片割れ)の男に視線を滑らせた。A達も同じ様に視線を霧忍に送る
｢A、よくコイツらが霧隠れの中忍って事が解ったな。知ってたのか？｣
｢まぁ上層部の方とは茶飲み友達みたいなものなので…よくダンゾウ殿が色々教えてくれます｣
(あの強面のお爺さんと茶飲み友達⁉︎)
(ただのガキに情報を渡して木ノ葉は大丈夫なのか？)
(Aはじーちゃん達と仲良いもんなー)
｢あー…お前がとことん特殊なのは解ったよ
全くオレもとんでもない教え子を持ったもんだ…｣
大体が嘘である
本当は原作とか支部百科で調べていたから知っているのであって、ダンゾウに対しては実際こっちが欲しい情報だけ教えて貰うだけだ
｢こいつらはいかなる犠牲を払っても戦い続けることで知られる忍だ｣
｢…なぜ我々の動きを見切れた？特にそこの小娘｣
｢霧隠れは雨が多いから慣れないと思うけど
数日雨降ってない晴れの日に水溜り何て出来ないんだよね｣
｢あんたそれを知って何でガキにやらせた？｣
霧忍の策負けを知ってかタズナはカカシに問い掛ける
確かに原作では戦闘に参加してたが今回霧忍を倒したのはサスケと自分だけ、霧忍を捕まえる行為はやってたものの戦闘は部下に任せ切りであった
｢私がその気になればこいつらくらい瞬殺できます…が…｣
(サラッと暗部の冷酷カカシの一面が出たよ)
｢私には知る必要があったのですよ…この敵のターゲットが誰であるかを…｣
そこからは原作の通りの長い長い説明が始まった
タズナさんが忍に狙われているのを言わず依頼内容に不良盗賊武装集団からの護衛と明記した事、これはBランク以上の任務である事、当たり前ながら自分達の任務外になると言う事も
｢この任務まだ私達には早いわ…やめましょ！｣
(ナルトが毒を受けてないから任務続行の展開が…どうしよう…)
助けないでおくべきだった？友達なのに？仲間なのに？原作を優先して見捨てるのが正解だと？
嗚呼…それは嫌だな
｢待っ…｣
｢待って｣と任務続行を志願しようと言いかけたその時だった
＿＿＿＿ザクｯｯ！！！！
｢ナル、ト…？｣
飛び散る鮮血
彼が自らクナイで左手の甲に刺した光景に自分は驚きを隠せなかった
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モノクロ | 作成日時：2022年1月1日 18時
