｢勇んで戦う者｣ノ御記＿＿伍. (ページ24)

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Cランク任務を要求します＿＿肆ページ24

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｢ですが任務依頼については詐欺罪を免れませんぞ｣

｢仕方ないよ波の国は大名すらお金を持ってない貧しい国。高いお金を払って中忍以上を雇うなんてそんな銭、ただの一般人が持ってる訳が無い。それだけ切羽詰まってるって事だから我慢しておくれよ？それにさ＿＿＿＿払い切れない分は"ガトーカンパニーから請求すれば良くない？"｣

｢｢｢⁉︎｣｣｣

フフン、と得意気に笑う自分に対し三人は｢この人一体何を言っているんだ？｣と言いたげな顔をして驚いていた

本当に失礼だな君達
こう言う考え扉間だったら絶対すると思うんだけどな？

｢ガトーカンパニーの呆れる程真っ黒な噂はご存知でしょう？それに知ってる？ガトーの奴、タズナさんを殺す為だけに元忍刀七人衆の桃地再不斬を雇ってるんだぜ？｣

｢｢霧隠れの鬼人｣と呼ばれるあの抜忍を⁉︎真ですかA様⁉︎｣

｢君達に嘘吐いたらあの世の扉間に怒られるわ
それと霧隠れの元追い忍にして血継限界雪一族の白って言う美人な男の娘も一緒だよ。氷遁使い懐かしいなぁ…｢中立集落街｣を出た時に御座る系くノ一に遭遇して大変だったっけ｣

呑気に語るもんだから何故か三方から半目で見られた。まぁ原作を知っていると知らないの違いがある以上ヒルゼン達が正常の反応である事は間違いない訳で

漸く飲めるくらいの熱さになったお茶を飲み干して

｢そこでヒルゼンとダンゾウ…いいや扉間小隊！あたし達がタズナさんを護衛している間君達には任務を与えます。期限は今から一週間…いやそれだと遅い、任務期限は六日間とする！｣

｢｢！｣｣

敢えて声を張り上げる
彼等の目の前にいるのは｢木ノ葉の下忍、三栖A｣ではなく｢木の葉の創設者が一人、三栖A｣であった。二人にとってその姿勢が一瞬師と重なったなど自分は知る由もない

｢桃地再不斬及び雪一族の白は里との訣別である額当てに線を引いてない。抜忍扱いではあるが彼等は里を愛してる。よってヒルゼン及びホムラ君コハルちゃんは現水影に一時二人の身柄を木ノ葉預かりにする様交渉しろ｣

｢ハッ！｣

｢ダンゾウ、君は｢根｣の子達を使いガトーカンパニーの黒い所業を明るみに晒せ。ただし全部が黒とは限らない、末端で社長になり得る人間が居たら殺すな。腐っても会社だ後は自分達で出来る筈。無論何が起こるか解らないから｢根｣の子達の命を優先する事｣

｢拝命致しました｣

｢君達の腕が鈍って無い事を祈るよ
さぁ裏と表で大仕事と行こうか！｣

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