｢勇んで戦う者｣ノ御記＿＿伍. (ページ14)

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帳尻合わせられればそれで良し？＿＿伍ページ14

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＿＿ぎゅるるるる…

(多めに作った筈なのになぁ…やっぱり朝六時から六時間後だとお腹減っちゃうか…)

三本の丸太の真ん中にナルトが縛られつけられ(原作通りコッソリ弁当を食べようとしたらしい。食意地だけは御立派である)、Aはもう片方の丸太に寄り掛かりサスケとサクラは地面に座っていた

結果だけ言えば彼等の反応通り鈴は取れなかった
で、目の前にカカシが仁王立ちしてこのザマである

｢おーおー腹の虫が鳴っとるね……君達
ところでこの演習についてだが＿＿＿＿＿＿＿ま！お前らは忍者学校(にんじゃアカデミー)に戻る必要もないな｣

(あー……ここはカカシ暗部編観てた人間としては心境お察しだわ…)

｢じゃあさ！じゃあさ！ってことは4人とも…｣

足をバタバタさせて喜ぶナルトと両腕を上げて喜ぶサクラ。原作を知る人間としては頭を抱えて大きく溜息を吐かざるえなかった。二人共、目の前の上忍の笑ってるようで笑ってない笑顔を見なさい

｢………そう、A以外の3人は…忍者をやめろ(・・・)！｣

｢｢｢！！！？｣｣｣

｢………｣

はい頂きました夢小説ありがち夢主以外つまりナルト達にだけは忍者やめろ発言！

読んでる分には他人事でいられたがこうも名指しにされると色々複雑な気分になってくる。隣でナルトが｢忍者やめろってどーゆーことだよォ‼︎｣とか、サスケがカカシに突っ掛かって踏みつけられるのもこの際無視だ

｢お前ら忍者なめてんのか？あ⁉︎
何の為に班ごとのチームに分けて演習やってると思ってる｣

(暗部上がりの睨み怖…)

｢え⁉︎…どーゆーこと？｣

｢＿＿＿＿あのー…あたしが代わりにこの演習の答え説明してもいいですか…？｣

流石にこれはカカシが居た堪れなくなって挙手した
ただでさえこの人色々悩み過ぎな部分があるのだ
主に｢うちはオビト｣と言う最早宗教かよと思えるくらいのクソデカ感情ルールでな！

｢……ま…お前はこの中で唯一目的に気付いたからね。コイツらにも解る様に説明してやって｣

｢了解でーす…｣

｢あ〜も〜！A！答えって何なんだってばよォ⁉︎｣

｢ナルト…君にはこれでも声はかけてたんだぜ…？｣

と言ってもはてなマークを浮かべるナルト
殴っていいか？

｢鈴が三つしか無いからって皆まんまと試験の仕組みに騙されてたんだよ。この演習の目的は｢協力プレイ(チームワーク)｣、あたし達四人で鈴を取りに行くのが正解であり答えだったんだ｣

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