｢勇んで戦う者｣ノ御記＿＿肆. (ページ9)

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忍者学校の転入生＿＿参ページ9

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｢なぁなぁ？Aってば里の外行ってたんだよな？里の外ってさどんな感じ？｣

｢と言われても故郷に暫く行ってただけだから面白くないよ？ずっと森ばっかりだし閉鎖的で戦乱の世にはもう失くなった様なものだったから｣

｢戦乱って……お前んとこの故郷ってマジで故郷って呼べんのか…？｣

｢Aの話聞くとなんか村とも思えないよねー｣

｢森の中にただ家があるみてーなイメージだよな…？｣

ある程度初日の授業も終えて時刻は放課後を回った処だった

放課後になってもまだ学校に残ってる生徒達は何処の世界でも共通らしい。自分はナルトとシカマル、チョウジにキバと…所謂一族系の男子達と空いた机の上に頬杖を着いたり各々好き勝手な座り方をしながら駄弁っていた

そこでやはり出たのはAの故郷についての話である。里へ来て里から出てると担任から聞けばそりゃ子供の好奇心は弄られるものだ

｢御先祖様が沈んだ大陸出身だからね
大昔に｢日本｣って国があったんだけど沈んでこっちの陸地に来たんだけど、バラバラに散っちゃったって｣

｢あれ？シカマルー｢日本｣ってさあのA様と関係無かったっけ？？？？｣

｢大アリだチョウジ…つーかそもそも同姓同名ってそう言う事か？｣

｢そんな期待されてる処悪いけれど
多分御先祖が一緒なだけで姓も名前も偶々だよ｣

秋道一族は扉間小隊のメンバーでトリフと関わりがあったから何となく呼び方も解るが、他一族敷いては里中で自分かなり有名人過ぎでは？

こちとら火影でも何でもないただの一般人だったんだぞ？いや確かにうちは一族とは何処よりも深い関わりがあったが……昔ならまだ良いけれど今も｢A様｣呼びされるのは慣れないと言うかヒルゼン達だけで十分だ

｢…そんな｢A様｣って人、有名人なの？｣

｢めっちゃ有名だぜ？そこらの爺ちゃん婆ちゃんに聞きゃあ二言目には｢A様｣だしよ｣

｢ボクのとこの一族もそうだね〜忍じゃなかったけど凄い人だったって｣

｢へ、へぇ……そ、そーなんだ…｣

(あたしが不在の時にどんだけ有名人にさせたんだあの三人…⁉︎)

キバとチョウジの言葉に顔を引くつかせたのは言うまでもない

全然凄くなんか無いんだが？
もう三人とも死んでるのに今物凄くあの三人殴りたくなって来た！

｢あの野郎共他人が離れてる時に余計な事してんの…！｣

｢何か言ったかA？｣

｢ううん…なんでもない…｣

シカマルの言葉に明後日の方を流し見た自分であった
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