｢勇んで戦う者｣ノ御記＿＿肆. (ページ46)

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墓参り＿＿壱ページ46

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｢撮り直し！｣

｢はぁ…だから言ったのに｣

｢……Aのそれは任務服に着てゆくつもりか？｣

｢機動性に問題ありませんよ三代目(訳:何か文句あんのヒルゼン？)｣

翌日、Aはナルトと共に忍者登録書の提出をしに来た。合格の順番が一緒と言うのもあるが案の定ナルトは｢何処の歌舞伎役者だよ｣と突っ込みたくなる様なそれはそれは個性的な正面写真を撮ってヒルゼン直々に却下されている

(服でダメだし食いたくないわ…)

インナーに胸元がやや見えるジッパー付きの黒タンクトップ、赤色の縦線が入った鎖骨の部分で丈が終わっている白ハイネックの付け襟。アウターにはアルスターカラーを繋げた白に黄金ラインが入っている赤に黄金の膝下まである長いコートに近いアウター。肩は出したまま腕から第二関節まで黒い手袋、その上にコートと同色のアームスリーブ。腰には帯を巻いた上に額当てをし膝上丈の赤に白の欄、一分丈の黒レギンスでアームスリーブには赤い飾り結びが付いていた

髪も随分伸びて背辺りでゆるふわお下げにしているAである

｢そ、そうか…じゃが万が一敵に目をつけられん様気を付けるんじゃぞ｣

(あたしとしては敵が注目してくれて仲間が助かるなら良いんだけどなぁ)

そう言えば忍者登録書の提出していると言う事はそろそろ来るんじゃ無いだろうか？ほら今もこうして耳を澄ませば廊下を走る足音が響いてその主がガラっとドアを開ける音が…

｢じじィ‼︎勝負だァコレ！！！｣

｢ああ！また何てことを…あ！｣

｢いってェェーーーー！！！くっそぉおトラップかコレ⁉︎｣

ドアを勢い良く開けてからすっ転ぶと言う三秒でコミカルな寸劇展開であった

今日は原作で言う処の第二話に当たるヒルゼンの孫｢猿飛木ノ葉丸｣がナルトと出会って例の色技術を教える回なのである

｢勢い良く飛び出したら転ぶに決まってるよ木ノ葉丸君｣

｢あ！Aのねーちゃん！｣

｢え？何？何？Aの知り合い？｣

｢この子は猿飛木ノ葉丸君。三代目の孫だよ｣

と言うとナルトは訝しげな顔をした
やんちゃな処はそこのサルに似ているから許してくれ

｢Aねーちゃんオレに修行してくれコレ！｣

｢ごめんね今日は用事があるから代わりにこのお兄ちゃんが見てくれるって｣

｢何でオレ⁉︎｣

｢案外似た者同士だと思うよ？それじゃあ三代目お先に失礼します！｣

(問題を大渋滞させてワシに任せないで下さいA様ー⁉︎)

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