灰色の化物は他世界を歩む【バトスピ】part2

今更終わりには出来ないもの ページ33

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クロハ達が町へ行き
キノトが修理している中､奈瑞菜とエトは
大人しく終わるのを待っていた





(？…モフモフ……居ない…何処に､行ったんだろ…)







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エ｢あの…奈瑞菜さん｣


｢?どうしたエト｣


エ｢大丈夫ですか?正体を知った時
　酷くショックを受けていたので……｣


｢まぁ…な､今まで探していたものが信じてもいなかった
神なるものだから私も驚いてるんだ｣








しかし、今までの事を振り返れば
合点がいくものある

まずはこの力



昔調べた事があるのだがこれは
"邪眼(イーヴィルアイ)"と言う物らしい

色々な説があるがどれも人を呪い
死に至らしめるものばかり
人々が恐れ､恐怖する力だ


更に調べればこの邪眼を持つ代表的な者は






サリエル

バロール

バジリスク

コカトリス

カトブレパス



そして……メデューサ







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しかもメデューサは元は女神だった者

心の何処かで薄々、気付いていたんだ
それを確信となるのが速かっただけ



それに＿＿＿







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｢だからと言って、記憶が無い事に
私は執着する気は無い

私は私のまま
小桜奈瑞菜、化物でありお前達の"仲間"だエト｣



エ｢っ…!!はいっ!｣







自分の正体を知れたからと言って
この旅を辞退する気は無い

乗った船だ
最後まで付き合わないのは後味が悪いだろう?







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キ｢船の修理が終わりましたよ
　これで街まで行けます!｣




修理を終わらせたキノトが船上に上がり言う

奈瑞菜とエトは各々で返答し
駿太達が居る街まで船を走らせた



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