灰色の化物は他世界を歩む【バトスピ】part2

得て、失って ページ40

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セキトから全魔神を渡され
暫くすると彼は砂が崩れる様に消えてしまった

また託されてしまった、なんて思っていると
後ろから慌てた様に誰かが走って来る







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エ｢奈瑞菜さん!大変なんです！｣


｢エト…解った､行こう｣







あの慌てよう、何かあったに違いない


即座に『目を移す』を使い
エトと共に飛んだ





そしてたどり着くと………









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＿パシッ!!!




｢!?｣




盛大な平手打ちの音が周りに響く

奈瑞菜も周りに居た人間もその行動に驚いた
ただ一人、キキに平手打ちをかましたミトラ本人を除いて







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ｷｷ｢いっ……何をする!｣


ミ｢何を?自分がされた事が解らないなんてとんだ猿女ねぇ
　貴女の女としての色気も無い頬にビンタかましてやったのよ｣




相手を嘲笑い、蔑む様に見下した

その瞳は怒りを露にしている
側にメイが居るとすると………







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｢……メイのグロリアスシープが
取られてしまったのか…｣


エ｢はい…しかもキキさんは
　黄色の十二神皇を持っていて……｣






敵の新たな戦力、面倒なと
内心、舌打ちした


打たれたキキは物凄い形相でミトラを睨み付け
それでも彼女は退くことは無い







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ｷｷ｢貴様……！俺を馬鹿にしたな!｣


ミ｢あら?馬鹿にされた事は自覚してるのね?
　撤回して欲しい?撤回して欲しいなら
　アタシ､ミトラ・ブルンヴァルトとバトルしなさいよ!猿女!｣


ｷｷ｢ブルンヴァルト!?あのブリュンヒルデの末裔か!
　女神まで偽りの勇者達の味方をするのか!｣






偽り、その言葉にミトラは眉をひそめた
得意気に、妖艶に笑うと







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ミ｢偽りねぇ……それはどっちの台詞かしら
　まぁ良いわ、貴女が負けたら……そうね

　メイ、未の十二神皇取り戻して欲しい?｣




その問い掛けに
メイは首を否定の意味の横へ振る

瞳には強い信念があった







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メ｢グロリアスシープは……オイラの手で取り戻すよ
　そうじゃ無いと意味が無い気がするから…!｣


｢メイ……｣



ミ｢(ﾌﾌｯ上出来な答えよ
　それじゃ…猿女、貴女が負けたら
　メイに言った事は全て撤回しなさい!｣






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お互い賭ける物が揃い
ソウルコアを掲げ御決まりの台詞を叫んだ


今此所に黄色同士のバトルが始まる



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勝手にほざいてなさいよ(ミトラside)→←人殺しと臆病者(クロハside)

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