灰色の化物は他世界を歩む【バトスピ】part2

良いように裏切る(ミトラside) ページ17

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ミトラは岩影から駿太と和巳の
バトルを見ていた

たまたま居合わせていただけで
丁度だから赤の勇者の腕前を見てやろうと
思って現に至る






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｢微妙なところね｣






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無論、腕は悪くない

だが





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赤を多用に使っているのは
和巳の方だろう

性格は悪そうだが←






少年は恨みを力にしてバトルをしている

見るからに殺気と妬みが入り交じり
見るに耐えない



きっと殺気と妬み､怒りだけじゃ
そんな強さは絶対に続かない








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｢ｸｽｸｽ)随分業に溺れた子羊ちゃんねぇ｣








なんて笑っていると
バトルは動いた

駿太が『庚天獣レディアント・ペガス』を召喚
召喚時効果で炎魔神を手札に加え、ノーコスで召喚




更にブレイヴするとアタック
指定アタックを仕掛けた

しかし……






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｢普通のアタックを仕掛けた方が
ライフを取れるのに何をやってるかしらねぇ…｣







『ロクケラトプス』を破壊し
折角疲労状態のエグゼが居ると言うのに

相手のキーを倒したこそ
真の勝利なら解るが………




自分のカードを取り戻したいなら
このままライフにつっきても
問題無いような気がする









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和｢所詮はブレイヴはブレイヴだ｣


駿｢何!?｣


和｢フラッシュタイミング！
　マジック『双光気弾』！
　相手のブレイヴを破壊する!｣









火の弾が炎魔神を貫き破壊する

ブレイヴが無くなると言う事は
プラスされていたBPが無くなると言う事だ



つまりペガスはLv2のBP7000……
対するエグゼは15000………








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｢ペガスは破壊、
(ﾊｧ、指定アタックなんて仕掛けるからよ｣








取り敢えず、結果は見えた



あの赤の勇者が新カードを
手に入れてるのだ

つまりは緑の勇者も
新カードを手に入れている






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｢そろそろこっちにも来るのかしらねぇ？
フフッ、楽しみよ｣







広角を上げ、ニヤリと笑う

立ち上がるとミトラはその場を去った
その姿は嵐の中へ消していく…




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