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物語に付き合おう、抗え 人間 ページ9

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「!……何故…駿太、お前はそう言える?
私は化物だ、そんなのと居るのは
薄気味悪いと思わないのか?」


駿「化物とかどうだって良いんだ!
 奈瑞菜は俺達を助けてくれたし、悪い奴じゃ無いだろ?」



「!」







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驚いた、まだ人間にそう言う奴が居たのか
ツキヒコ並みに真っ直ぐで
危うそうな人間が







ヨ「俺もだ、この世界に召喚されて
 化物を見ても驚く筈が無い

 それに今考えれば奈瑞菜が言った事は
 お前の経験からだったんじゃ無いか?」



キ「私も出来れば奈瑞菜さん達に一緒に来て貰いたいです
 さっきみたいに…私じゃエト様を守れないので」





「ヨク…キノト……」








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こんな嬉しく思える感覚は何時振りだろう
化物と言う自分を受け入れてくれたのは




隣でクロハが奈瑞菜に向かって優しく
悪戯っぽい笑みを見せる

彼は、まるで解っていた様な感じだった









クロハが一緒に来てからずっと思ってる事がある




何故彼奴は自分と一緒に居るんだろうか?

命を助けたからと言って
ここまで恩を返す生き物じゃ無かった筈だ


此所の世界に至るまで
クロハはずっと奈瑞菜の味方で居た
不思議で…仕方がなかった









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(「何故、私と、一緒に、居るの?」って…聞きたい…)


そう思ってると
エトが言う







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エ「あの…多分……
 お二方を捲き込んでしまうと思います
 でも、私も他の皆さんと同じ気持ちです

 一緒に…来てくれませんか?」




奈瑞菜の手を両手で優しく握る
見つめる瞳には不安とそれに負けない強い意志があった

そんな瞳で懇願されてしまえば
断る事なんて出来ない









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「仕方…ないな……
私もクロハも付き合おう、なら…抗え人間

法則をひっくり返せる様な結末を見せてくれ」









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_____ _






"誰も、私が何者かを知る者は居ない"









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それでも化物は答えを求めていた

解っていながら、果てない旅を続けていた




灰色の化物の物語は
まだ終わっていない









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だからこそ
その物語を終わらせる為にも
化物はその真相を知らなければならない


終焉を告げるのはこの世界か否か









それを決めるのは……









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物語の…キャスト次第かもしれない……


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代償→←相変わらず…腐り切ってる



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あやかまぼこ - 黒神白堊さん» はい!お互い、がんばりましょーっ!! (2016年7月22日 22時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» 有り難う!かまぼこちゃんも頑張って! (2016年7月22日 13時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - 黒神白堊さん» 更新頑張って!これからは読むし、書いてくよ! (2016年7月22日 12時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» いえいえ〜( *・ω・)ノ (2016年7月21日 8時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - こっちも驚きだぁ・・・ありがとう! (2016年7月21日 7時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年4月12日 20時

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