相変わらず…腐り切ってる ページ8
.
手下共『ヒィっ!?』
開かれた奈瑞菜の瞳が銀に近い灰色から
真っ赤で鮮やかな紅の瞳に変わる
それは血の色にも等しい
瞳が変わると手下共は躊躇う様に一瞬動きを止めた
否、奈瑞菜の姿に目、意識を集めたからだろう
そのタイムロスは奈瑞菜にとって充分過ぎた
.
.
「暫く止まってるんだな
……『目を合わせる』」
手下共『(ピタッ!!』
.
同時に手下二人の動きは止まった
純血なる化物の『目を合わせる』は
対象をずっと動かないままにも出きる
石にはしないけれども
奈瑞菜は目の色を戻すと
愚痴を溢すみたく、呟いた
.
「…貴様等の様な奴から得るものは決まって
"軽蔑心"と失望だ
それでも……私もアイツも期待をしてしまうんだ
浅はかな希望を持って……」
昔、薊が似た様な事を言ったのを思い出す
何時だったか
確かある金持ちの男が自分と薊の事を騙し
訳の解らない奴等に引き渡され、挙げ句の果てに
鉛玉を食らった
その男の居る屋敷に押し掛け
兵士を倒した時に言ったのだ
.
(きっと、駿太達は私の事……)
カブト「な…なんじゃあこりゃあ!?」
するとバトルに敗北した太鼓が手下共の姿を見て
嫌な汗をかきながら奈瑞菜を見た
カブトの体は微かに震えていた
まるで捕食者を…人間では無いものを見る瞳で
.
カブト「貴様ぁ!何をした!何者だ!」
虚栄心だけは…出すみたいだ
結局のところ、太鼓の奴が弱いせいで招いた事
自業自得である
しかし奈瑞菜はその事は言わずにこう言った
.
.
「覚えておくが良い、私の名は小桜 奈瑞菜
……赤目の"化物"だ
手下共はその内動くぞ、さっさと立ち去れ人間
この化物の…………餌食になりたくなければな!!(ギンッ!」
カブト「ヒィっ!!ば…化物がぁっ!」
カブトは手下達を抱え、全力疾走で逃げて行った
苦し紛れに叫びなから
.
エ「奈瑞菜さん……」
「…お前達もあの男と同じ様に思っただろう?
私は化物だ、人間では無い
助けてくれたのは感謝している…
お前達も十二神を探すのを頑張れ
行くぞ、クロハ」
.
クロハを連れ、立ち去ろうとした時…
.
駿「待ってくれよ!
俺達と一緒に来てほしいんだ!
奈瑞菜!クロハ!」
.
3人がお気に入り
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやかまぼこ - 黒神白堊さん» はい!お互い、がんばりましょーっ!! (2016年7月22日 22時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» 有り難う!かまぼこちゃんも頑張って! (2016年7月22日 13時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - 黒神白堊さん» 更新頑張って!これからは読むし、書いてくよ! (2016年7月22日 12時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» いえいえ〜( *・ω・)ノ (2016年7月21日 8時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - こっちも驚きだぁ・・・ありがとう! (2016年7月21日 7時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年4月12日 20時