灰色の化け物は他世界を歩む【バトスピ】 (ページ47)

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神は優しいものだから(続) ページ47

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"半神"

それは神と人との間に設けられた半神半人
又を神には至らない階級と言う意味もあり

不死の神と比べ寿命があるが
非常に長命で能力は常人の倍あると言われる

神と同じ様な力を持っていると言う

北欧神話ではワルキューレと言われ
戦死者を選定する女と言う意味がある

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伊織の場合は北欧神話の
神の一柱である母親の力でもあった
過去を見る力に終焉ノ栞をコントロールする力だ

｢私には過去を見る力がある
だから解ったんだ

もう一度言うよ、邪神はあなた達が
コントロール出来る存在じゃない
今すぐこんな事やめて｣

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神を扱うなんて事絶対に出来ない

邪神は人間にとって災いをなす悪神だ
神話の主神に敵対する邪悪な神である

そんなものが出てきてしまったら
世界は簡単に壊れてしまう

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シ｢いいえ、全ては天の思し召し
　邪神皇を支配する事がd｢神はそんな事言わない!!｣
　っ…!?｣

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そんな残酷な事を言う筈がない

伊織は知っている

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全ての世界と理を創りし創造の神は
そんな残忍な神ではない

人を愛する優しい神だ

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半神である自分だからこそ言える

だからこそ…

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｢デタラメな事を言わないで
神はその為の邪神皇の復活なんて望んでない‼｣

シ｢!!!!!!だ､黙りなさ＿｣

その言葉に何故か血相を変えたシシ

彼女は伊織を殺す覚悟で攻撃を放とうとすると…

＿ボンッ!!

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約全員『!?』

白い爆煙の花が咲いた

辺り一面が白くなり視界を遮られる

そんな中、いつの間にか
自分の側にくすんだ山吹色の髪をした女性が立っており
女性は有無も言わずに腕を掴んだ

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｢え、あ、あの;;｣

女性｢逃げましょ?助けてあげるわ
　怖がらなくて良いよ?私は貴女の味方だから｣

｢そんな事言われても…女性｢良いから来なさいよ｣
はい!!;;｣

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大人の威圧に負けた←

伊織は視界が遮られた煙の中を
くすんだ山吹色の髪をした女性に
引っ張られる様に走りながらも無事脱出したのだった

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