灰色の化け物は他世界を歩む【バトスピ】

始まりがあれば終わりがあるのは必然で ページ5

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ク｢主…私に名前を…｣


｢五月蝿い､ただ冴えるじゃ不便と思っただけだ
それと…敬語とその私を主と呼ぶのはやめろ
色々面倒くさいのだ｣


ク｢…わぁったよ、"奈瑞菜"
　んで、お前はこの喧嘩を止めないのか?｣









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クロハが指差す方向

其所では駿太とヨクと言う少年が何やら
喧嘩し始めそれをエトが止めようとする風景




キノトからこの世界の事を聞いた

この世界の名はスピリッツワールド
バトスピと言うカードゲームの原点の世界








かつてこの世界は邪神皇と呼ばれる闇の力のせいで
崩壊の危機に陥られた、それを十二の時の勇者が
力を使い封印し平和を取り戻した


しかし時は経ち
邪神皇を復活させようと企む者が現れた
その企みを阻止する為に駿太とヨクは勇者として呼ばれたらしい







まぁその勇者二人が喧嘩とは
滑稽と言えるものだが←









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エ｢邪神皇が復活してしまい
　スピリッツワールドが崩壊してしまったら…

　バトスピで繋がってる世界……
　駿太さんやヨクさんは帰れなくなってしまうかもしれません!｣



駿･ヨ『!?』









共倒れ、と言う訳か
根本は同じだから当たり前だろう


例えるなら木だ、木は根から栄養をとる
栄養を他の枝に注ぎ込んでいるのだから
根が機能を失えば枝は枯れ、その木は朽ちていく。




それと一緒

スピリッツワールドが根なら
バトスピで繋がってる他の世界は枝である







この場合は邪神皇が木を腐らす
"病気"と言う存在なんだろうが









｢病気を駆逐する白血球か…｣←


ク｢例え方可笑しいぞ(ー_ー;)｣←





二人の喧嘩等興味ないが耳障りだ
不協和音に等しい

それに…………









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｢…崩壊が世界の運命なら…何故救う必要がある?｣


駿｢!?何でそんな事言うんだよ!｣

ヨ｢そうだ!崩壊したら俺の世界は…!!｣





別に悪気があるわけでは無い
自分は長く生きたからこその私見だ









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｢若造共、何かを
勘違いしているから言っておこう……









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………"永遠"が…あると思ってるのか?

"始まり"があるなら"終わり"は必然だろうが
これは法則そのものだ


その世界の法則に抗って何になる?｣





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そんな物が無ければ→←クロハ

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