灰色の化け物は他世界を歩む【バトスピ】

物事には原因と言うものがある ページ36

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｢信じてやれば良いものを……;;」


ク｢だな」









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呟き､心の中で苦笑する
それはクロハも同じだ


つい最近、駿太は赤の異魔神ブレイヴを手に入れた

普通なら周りも喜ぶ筈だが
駿太が手に入れた所ではインチキ商売の多い市で
そのカードが信用されていない訳である





一応クロハも奈瑞菜をそのカードを
見せて貰ったが明らかに本物だった


そう言えば他の人間はカードを見る事無く
偽物と判断していた、と今思っても
だからと言って言う訳でも無い









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｢次のパワースポットは後どれくらいだ」


エ｢はい、後もう少しで……」







が､その言葉を言い切る前に
前方で道が塞がっている光景を目にした

木々で組まれた、その気になれば
壊す事の出来る柵が横にずらりと
並んでいる









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｢…?これじゃ通れないな｣






(暗黒バトラー…の仕業、じゃ…無さそう)








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しかし見たところこの道は大通り、
その道を通行止めにするのは少々可笑しい



船は止まり、降りてはみたが
やはり通れる訳が無く……






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｢これは……無理そうだな
キノト、他のルートは?｣


キ｢あります、けれど一旦引き返して
　迂回するしか…」


ク｢結構時間かかるなそれだと」









勿論、せっかちな駿太は
我慢が出来ないらしい

それは少し同感した


ソウルスポットは神出鬼没と行って良い
それがもし暗黒バトラーの手に渡ったら
色々と大問題だ









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(どうして……きっと､何かある!)






物事には原因がある

この事態を解決するには………









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??｢待たんか！待たんかトアー！」







(？)









突然、後ろから声が聴こえた
振り返るとメイと同じ位の少年と
大人が二人




それは"追われている"のでは無く
"止められている"の表現が正しいのかもしれない









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奈瑞菜は思った、







これは絶対に何かあったと。





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