また騙されたか ページ33
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「……やけに、静か…」
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静かだ
デッキ作りに集中し過ぎていたせいか
気付かなかったが、駿太の五月蝿い声が
全く聞こえないのは可笑しい
奈瑞菜は完成したデッキを
キノトから貰ったデッキケースの中に入れ
表へと出た
船上には誰も居らず
向こうに貨物列車みたいなものが見える
少し離れた所では
バトルフィールドが2つ、展開していた
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(まさか…)
そう思った直後、この船に誰かが飛び乗った
視線を移すと其所にはいかにも怪しい
アラビアにでも居そうな格好をした男が立っており
その男は此方に気付くと
「まだ人が居たのか!?」と慌てた口調で言う
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「…お前、暗黒バトラーか
と言う事は"また"騙されたんだなエト達は」
こう直ぐに察する事の出来た自分は
どうなんだろうか…←
どうせ目の前の暗黒バトラーは
船に何か無いかと盗みに入ったんだろう
相変わらず、やる事なす事が汚い者達だ
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バトラー「畜生!酉の十二神皇使いの小僧と
蛇みてーな奴の目を盗んで来たっつーのに…
こ、こうなったらバトルだ!
叩きのめしてやる!」
「その結果に至るのが私は
イマイチ良く解らないんだが…
まぁ良い、デッキの練習相手にでもなって貰おうか」
とは言ったはものの
そう言えばソウルコアを持っていない
エトに貰っておくべきだった、思わずそう思った時…
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.
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エ「奈瑞菜さん!」
駿「奈瑞菜!大丈夫かー!?」
キ「暗黒バトラー!
まだ居たんですか!」
タッタ、と走る音が聞こえると
それはエト達が走ってきたところだった
駿太は暗黒バトラーを見ると
ソウルコアを取り出したが奈瑞菜は制す
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「駿太、この勝負…私がやる
エト、ソウルコアをくれないか?」
エ「はい!奈瑞菜さんコレを!(ヒュッ!」
_パシッ!
エトの投げたソウルコアを掴み
宙へと掲げると奈瑞菜は叫ぶ
「バトルアーマー、オン!」
同時に光を放つと
自分の服装が変わった
アーマーの様な鎧ではなく、服の素材
神話の女神が着ている服の灰色のバージョンで
胸元にネックレスの様にライフが付けられていた
その格好に少し戸惑いを得たのは秘密だ
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あやかまぼこ - 黒神白堊さん» はい!お互い、がんばりましょーっ!! (2016年7月22日 22時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» 有り難う!かまぼこちゃんも頑張って! (2016年7月22日 13時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - 黒神白堊さん» 更新頑張って!これからは読むし、書いてくよ! (2016年7月22日 12時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» いえいえ〜( *・ω・)ノ (2016年7月21日 8時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - こっちも驚きだぁ・・・ありがとう! (2016年7月21日 7時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年4月12日 20時