大切だった時間 ページ31
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「エグゼシードの祖先…
ゲイルフェニックスのもう1つの姿…
何故私達の前に?」
レ『"ある者達"の力により、時空を越え我等は現れた』
ピ『スピリットワールドの危機に
私達の力が必要だからです
そして…貴女の為にも』
脳内に直接語り掛ける様な声
淡々と告げたその言葉に奈瑞菜は
少しだけ、目を開いた
自分の為…それは奈瑞菜の正体が解る事を意味する
けれども彼等が奈瑞菜と共に来ると言うのは
彼女自身何故だろうと疑問を持った
それはクロハの時と同じ
しかし、エグゼシード・レッドとピーコックの
場合はちゃんと明確なものがあるので
問い掛けるまでにはしなかった
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記「あれ…俺達もしかしてお邪魔だったか…?」
祈「そもそも僕達不法侵入してるからね
お邪魔どころの問題じゃ無いと思うよ、E記君」
再び会話に入って来たE記は
ビデオカメラで2体のスピリットを撮影しながら
苦笑い気味に言う
そもそも勇者でも何でもない普通の人間が
何故居るんだ、と言いたくなるが…
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レ『!…お前達は………………………
そうか、"加護"を受けているのか』
(加護…?)
一瞬、エグゼシード・レッドもピーコックも
あの二人を見て驚いた様な気がした
否、二人を守っている"何か"と言えば正しいか
彼等はその何かを感じ取ると
何処と無く懐かしい表情を浮かべて言う
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レ『懐かしいものだ、その加護は
まさしくノルニル特有のもの』
ピ『ですが…人の…半神の力を感じる…
"あの方"のものでは無いようです』
(…?あの方…?何かを、知ってる…?)
話としては解らないところが多いが
あの方と言われたその者は2体とも昔に会っていたらしい
しかも大の仲の良い友人だ
ただ、E記達に纏っている加護は
少し違うのだと言う
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記・祈『……』
そう言われ、二人は顔を見合わせた
そしてビデオカメラの撮影を止めたE記が
記「お前等が言ってるのはノルニルの長女の事だろ?
悪いんだけど…その神はもう居ないんだ
でも人間と結婚して子供を産んだ、半神のな
それが俺の義姪、俺達の家族だ」
レ『…そうか…人と交わったか
それでもこの世界を心配するとは…娘も娘だ』
また懐かしく笑う
奈瑞菜にも解った、その過去の時間は
2体にとってかけがえの無い時間だったと
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あやかまぼこ - 黒神白堊さん» はい!お互い、がんばりましょーっ!! (2016年7月22日 22時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» 有り難う!かまぼこちゃんも頑張って! (2016年7月22日 13時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - 黒神白堊さん» 更新頑張って!これからは読むし、書いてくよ! (2016年7月22日 12時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» いえいえ〜( *・ω・)ノ (2016年7月21日 8時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - こっちも驚きだぁ・・・ありがとう! (2016年7月21日 7時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年4月12日 20時