灰色の化け物は他世界を歩む【バトスピ】 (ページ4)

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クロハページ4

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｢ん……｣

??｢目が覚めたんですね‼｣

夢から覚めると
目の前に少女が立っていた

人間だ

服装からして高貴な少女なんだろう

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(あんな人が通らない所で倒れてた…のに)

誰も気付く事なんて無い筈だ

しかし、移動した形跡がある
証明として此所の風景は気絶する前に
歩いていた風景とは全く違うのだ

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??｢あの…大丈夫ですか？;;｣

｢ぁ…あぁ､大丈夫だ
お前…お前達は？｣

起き上がり、彼女の後ろを見ると
赤髪の少年とお団子ヘアーの少女が居た

だから訂正した

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エ｢私の名はエト、十二神皇の巫女です｣

キ｢エト様の身の回りの御世話をしています
　キノトです｣

(身の回りの御世話……侍女…ってこと…)

聞き慣れない"十二神皇"等は解らないが
取り敢えずこの世界の人間なのだろう

すると…

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??｢なぁなぁ！こいつの名前は?
　さっきから答えてくれないんだ！お前の仲間じゃ無いのか?｣

赤髪の少年がエトとキノトの間を割り込み
一人、背の高い男を引っ張ってくる

エトが｢駿太さん…;;｣と苦笑気味に言ってるが
あまりその声が奈瑞菜には聴こえなかった

目の前の男に釘付けだった

駿｢コイツがお前の事運んで
　俺達の所にやって来たんだ!｣

目の前の男

黒髪を後ろで縛り、ヘッドホンをつけ
首にネックウォーマー…
全身真っ黒で見るからに非現実な暑苦しそうな格好の青年

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その姿はまさに冴えるが1回コノハと言う青年を
のみこんだ時の姿だった

何かの拍子にその姿が何処かでインプットでも
されたんだろうか?

確か冴えるを助ける時コノハと言う青年は
引き剥がした筈だ

(名前………冴えるの…名前……)

"冴える"、はおかしい
人間の名前と言うものはもっとこう…

.

.

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｢……そいつの名は…"クロハ" だ｣

ク｢！…主……｣

黒いコノハ→黒コノハ→クロハ

と言う考えから行き着いた名前

別にクロハを信頼している訳では無い
ただ人間の姿になった時の名前が無ければ
不便だと思っただけだ

キ｢主…？と言う事は貴女は何処かの偉い方で?｣

｢いや、そんな訳では無いのだが…｣

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＿ブウォッ!!

瞬間、砂埃が巻き上がった
そんな砂埃の先、何かの人影が見える

それは緑のマフラーを着けた少年だった