疑惑を持て、疑惑を ページ21
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「怪しい……」
街でエト達が十二神の情報を
ある人間から聞き、船を飛ばし狭い谷を抜けると
開けた場所に出た
分かれ道となっている其所は
どちらを通るかを悩ませるものだ
無論、奈瑞菜や頭のキレる奴は
その話から疑惑を持っているのだが
ヨ「奈瑞菜、お前は行かないのか?」
「行かない
こんな話、嘘に決まってる
お前も駿太も少しは考えたらどうだ?」
奈瑞菜にとっては、一応常識人← と思えた
ヨクが疑惑を持たずに分かれ道を見て来る少年に
少しだけ幻滅気味である
根拠も何も無い話にノリ気だなんて
どうしたんだ、一体
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ク「行くなら行けよ、ヨク
俺はこの話が上手すぎると思うけどな」
ヨ「お前まで……
解った、行ってくる(バッ!」
緑のマフラーを靡かせ
船から降りるヨクを見送ると
自分とクロハは同じタイミングで溜め息を着く
彼も奈瑞菜と同じ思考なのだろう
溜め息しか出ない
キ「御二人共…私と同じ気持ちですか?」
「あぁ、うんざりしたくなる程にな」←
ク「ぜってー彼奴等痛い目に会うって」←
絶対に可笑しい、エトが知らない遺跡なんて
有り得ないだろう
全く、疑惑と危機感を持って欲しいものだ
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数時間後……
ク「で、」
「やっぱりこうなったか…」
再び溜め息を吐いた二人は
ズッチーと名乗った暗黒バトラーの下っぱ対
メイのバトルを見ていた
どうやらあの暗黒バトラーは
エト達に罠の情報を教えた人間らしい
勇者の中でも強者である駿太とヨクを
帰還できなくさせ、弱いメイを狙ったのだ
「ゲスゲスと五月蝿い奴だ←
それで…お前もバトルをするのか、クロハ」
視線をやるとクロハはデッキケースを取り出した
そう、このバトルは二本勝負になっている
メイとクロハのどちらかに勝てば
ズッチーはめでたくメイの十二神カードを
手にすると言うルールだ
前にタツミと言う男にメイが敗北した為に
弱いと思われているからだと思う
それよりも奈瑞菜は
クロハがバトスピを始めた事に驚いているのだが←
ク「安心しろよ、これでも"駿太やヨク"と
一緒に考えて作ったデッキだ
ルールも"キノト"から借りた本で把握済みだしな」
「!…そうか
なら絶対に負けるな、クロハ」
ク「おう!」
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あやかまぼこ - 黒神白堊さん» はい!お互い、がんばりましょーっ!! (2016年7月22日 22時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» 有り難う!かまぼこちゃんも頑張って! (2016年7月22日 13時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - 黒神白堊さん» 更新頑張って!これからは読むし、書いてくよ! (2016年7月22日 12時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» いえいえ〜( *・ω・)ノ (2016年7月21日 8時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - こっちも驚きだぁ・・・ありがとう! (2016年7月21日 7時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年4月12日 20時