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不思議な気紛れ ページ2

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一面が岩と砂漠で埋め尽くされた風景

水を確保出来そうな川も無く
それを黙々と歩いていた








別に苦では無い

食料を必要としないこの体は
時折便利に感じる




だが…………………









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「暑い……」






直射日光、

日陰も何も無いのは
この景色で一目瞭然であった



日陰になりそうな草木等何処にもない
頭が焼けてしまいそうだ









それだけで体力が削られる
休憩を入れたい

もしくは何処かの街で一息を…








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??『主、能力を使えばよいではありませんか
 "凝らす"を使えば街なんてあっとい言うまですよ?』






スルスル、と言う服が何かに擦れる音と共に
自分の腕から真っ黒な蛇が現れた

紅の舌をチロチロと出しつつ
頭に直接話し掛ける意思を持つ蛇


足を止めて
その蛇に対し眉を潜め、言う









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「五月蝿い。話し掛けるな。能力使うの、やだ。
黙って。"冴える"」









『目が冴える』蛇





双子の薊を騙し、終わらない世界を創らせ
夏を繰り返させた張本人

実際は願いを終わらせない為に…
冴えるが消えたくないと望んだ結果だった



しかし実質上、騙した事実は変わらない






そして何千何万回か経ったループで
冴えるはヒヨリと言う人間の命の代わりとして
消されてしまった









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(何故…私は救った?冴えるを)




バレ無い様に能力を多用に使ったが…
相変わらずの気紛れだろう

その時の気分だ







『目を書き換える』で『冴える』の能力を少し弄り
願いを叶えても消えないままでいられる様にしてやった

その恩義で自分に着いて来てるらしいが
一体何を思っているのやら









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「……旅に同行者は…要らない…」


冴『そんな事言わずに
 私は主に救われた恩があるのです。
 守るには共に居なければならないでしょう?』








それが要らない

そもそも守られる程か弱くないのだから









黙ってしまおう。

そう意識して再び歩こうとすると…









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_グラッ……




「っ…!?(ドサッ!」









視界がボヤけ、頭に何とも言えない頭痛が襲う
耐えようとしても体は言う事を聞かず倒れた


あぁ、熱中症と言うものか


 




呑気な思想を思い浮かべながら
奈瑞菜は意識を手放した



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暗いところからの夢→←人物設定



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あやかまぼこ - 黒神白堊さん» はい!お互い、がんばりましょーっ!! (2016年7月22日 22時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» 有り難う!かまぼこちゃんも頑張って! (2016年7月22日 13時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - 黒神白堊さん» 更新頑張って!これからは読むし、書いてくよ! (2016年7月22日 12時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - あやかまぼこさん» いえいえ〜( *・ω・)ノ (2016年7月21日 8時) (レス) id: 4df41332e0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかまぼこ - こっちも驚きだぁ・・・ありがとう! (2016年7月21日 7時) (レス) id: cffa4dece1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年4月12日 20時

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