[ぷよぷよ]夢と狂気の魔導師 (ページ29)

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第二十九話　諦めないページ29

でも、

私達は、諦めたくない。
友達を犠牲にして世界を救おうなんてこと、間違っている。
確かに何かを得るには、多少のリスクも必要だ。でもさ、
大事な友達を失うことを、多少のリスクだって言い切れるのかな。
そうしたら、私達は笑顔にならないのは勿論、ハルルとキルルのすれ違いもせっかく元通りになったのに、また離れ離れになる。
そのおかげで、私達は英雄として、世界から称えられるかもしれない。
そして皆は、そのために犠牲となったハルル達を忘れてしまう。
そんなのは嫌だ。
どうせだったら、皆と一緒に笑っていたい。
その方が、笑いあえる。

そう思ったら、なんだか、力が湧いてきた。

『……………』

「＿＿＿いくよ！！」

するとアルル達は、彗星ぷよが落ちてこない程度に積み上げると、彗星ぷよを相殺するように連鎖した。だが彗星ぷよを分解するとおじゃまぷよがあまりにも多すぎるためか、中々消えない。そしてぷよが無くなる…

と思ったが、

「ええ！？」

「連鎖がまだ続いている！？」

「じゃじゃ～ん！！」

「私達が、隠れてぷよを積んでいました～♪」

『そんなのってあり～！？』

そして、彗星ぷよは相殺され、ハルル姉妹に移る！！