[ぷよぷよ]夢と狂気の魔導師 (ページ14)

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第十四話　姉妹ページ14

体が…

勝手に動く……。

私が、「やめて」と思っても、

体が言うことを聞かない。

本当は、知っているのに。

まるで心が暗闇に閉じ込められて、動こうとしても、鎖が私を邪魔するみたいに。

私の体と心はもう限界なの…

ねぇ、私を………

・

・

「キルル！！」

・

「＿＿＿＿！？お姉ちゃ…！！」

するとサタンと戦っていた私の体は、不意にお姉ちゃんの所に走った。

そのとき、周りは光で照らされ、私の心の鎖が……

・

壊れたような気がした。

・

お姉ちゃん！！！」

「キルル！！！」

「お姉ちゃんごめんなさい！！私！本当の事に気づいたの！！！本当は壊れた世界を再生しただけだったことに！！！」

「キルル…私もごめんなさい…キルルが追放されたことに気づかずに…！！」

「ごめんなさい…ごめんなさい……」

(これで…彼女の心は救われたようだな……それにしても…兄弟と姉妹というのは不思議だな…)

「サタン。本当はキルルが心の中で悲しんでいること、知ってたでしょ」

アルルが私の傍に近寄る。

「ああ。だが、ハルルが直接キルルに呼びかけた方が、早く打ち解けただろう」

「……そうだね」