[ぷよぷよ]夢と狂気の魔導師 (ページ12)

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第十二話　過去ページ12

「キルルは人工的に創られた魔導師だってこと、知ってるよね。
私は一人っ子だから、妹のキルルが生まれた時には、凄く感激したんだ。だから私はキルルと毎日遊んだ。アルル達と出会ったあの花畑で。でもキルルは、大きくなっていくにつれて、自分が人工的に創られた者だと知って、私にこのことを伝えて、故郷を離れようとしたけど、私は止めた。

「キルルはキルルだよ。人工的に創られたって、今私の目の前に居るのはキルルだよ。」

何年か経って、私達は魔導師になった訳だけど、キルルは狂気という危険な魔導師になってことで、人々から忌み嫌われる存在となった。勿論私は、キルルの味方になった。でもキルルは、頑丈な檻に入れられて、とっても遠くの森へと追放されてしまった。私が遺跡で眠っている間に。でもキルルのことは、壁画でよくわかった。
キルルは森で捨てられたときに、見知らぬ人がキルルを養ってあげたんだ。そして友達も出来て、段々キルルを解ってくれる人がいっぱい出来たときに、思っても無かった出来事が起きた。

世界が突然滅んだのだ。

私とお父さんとお母さんは、魔法で何とか生き残ったけど、

すぐに黒いローブを纏った人に殺された。

私はそこで、ルシファーと名乗る人に出会った。」

「その人物が、サタンってことだね。」

「そう。ルシファーさんは、両親が死んで、世界が滅んでしまった虚無感に満ち溢れてしまった私に、

「私と共に、世界を再生しよう」と言った。

私は勿論、「はい」と言った。それから私は、ルシファーさんと共に世界の再生に協力した。何百年にも及ぶ月日を終えて、やっと私達は世界の再生に成功した。
でもルシファーさんは、この世界の創造主である神様に罰を下されて、今のサタンさんになったの。」

「サタンにこんな過去があったなんて…でも、今と昔ではかなり感じが違うような…：：」

「サタンさんに何があったのかは置いといて、キルルは世界が再生された時に人々によって封印されてしまった、というのが壁画に書いてあるの。」

・

「ん…？ちょっと待って！それって…キルルが言ってたことは、嘘ということになるんじゃないんですか！？」

「確かに…ハルルが言ったことと、キルルが言ってたことが全然違う…」

「＿＿＿！？そういえば！キルルとサタンは！？」

「あ！……………………」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン！！！

あとがき
世界観が変？気にするな！