鏡の花はお美しき ページ20
両親が死んでしまった鏡花は、ある人を母親に重ねていた。武装探偵社に帰ってきたら、まずは鏡花はAに抱きつく。
「あらあら、おかえりなさい」
鏡花「只今」
上を見上げればAがふわりと笑う。あぁ、お母さんに似てる。そう思いながら鏡花はAを抱き締める力を強くする。
「手洗ってきなさい」
鏡花「はい」
ぱたぱたと洗面所に行くのをAはずっと見つめていた。そこにこっそりと太宰が近付く。
何ですか、とAは云った。
太宰「何時云うんだい？」
「何のことですの」
Aと太宰は鏡花が手を洗い終わってAのところに向かっているのを知らなかった。
太宰「Aちゃんが、鏡花ちゃんの母親の妹だってことだよ」
鏡花「……え」
鏡花の小声に太宰とAははっとした。真逆、聞かれていたのか。
Aはそんなことにも慌てずに、硬直する鏡花の前にしゃがんだ。そして、すっと鏡花の目を見る。
「私は、鏡花の母親の妹ですの。今迄隠していて御免なさい。こういうの、もし知ってしまったらって思ってしまうと……鏡花が、私にもう接してくれないんじゃないかと、怖かったのよ」
Aの言葉に鏡花の目からは涙が溢れ出た。そして、ばっとAに抱きついた。Aは吃驚しつつも鏡花の小さな体を受け止める。
鏡花「むしろ……嬉しい」
ぎゅうっと力を強くした鏡花は泣いていた。Aはそっと鏡花の背中に手を回して、泣いた。
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氷月 - あんこさん、お返事遅くなってしまってごめんなさい！ちょっとパソコンを直しておりました。面白いといってくださって感謝感激です（泣）安吾さんとのハッピーエンドですね！了解しました (2017年9月22日 17時) (
レス) id: d02a9d7f01 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - はじめまして、あんこといいます('-'。)もしよかったら、リクエストしたいのですが、安吾さんと夢主ちゃんのハッピーエンドのお話をお願いします('ー ' *)ちらっといろいろなお話も読ませてもらったのですが、面白かったです(*^-^*) (2017年8月19日 8時) (レス) id: 6f6d03f938 (このIDを非表示/違反報告)
氷月 - 嬉しいです！こちらこそですー！ (2017年6月26日 0時) (レス) id: d02a9d7f01 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 書いて下さり、ありがとうございます。やられっぱなしでは無い夢主ちゃんがいいですね！ (2017年6月20日 21時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)
氷月 - わかりました！了解です！ (2017年6月17日 12時) (レス) id: d02a9d7f01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃村塩李 | 作成日時：2016年5月10日 18時
