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第九衝突 ページ10

お昼になり、携帯にメールが届く。
内容はもう確認しなくてもわかるが、
一応見ておく。

桃井「あ、メールきたね。屋上いこっか!」

メールの内容はいたってシンプルなもので
お昼、屋上。と、だけ書かれたものだ。

A「そうだね、」

教室から出て屋上に向かう。
さつきちゃんが今日の授業の話をしてくる。
それに曖昧な返事で返す。
さつきちゃんが嫌いなわけではなく今朝のことが気になっていたのだ。

青峰「おっせーよばーか。」

屋上につき私たちを見るやいなや青峰君が口を開いたのであった。

桃井「そんなに遅くなかったよ!バカ大ちゃんっ」

青峰「んだと、てめーさつきぃ!」

桃井「べーっだっ!」

緑間「まったくやかましいのだよ。」

黒子「青峰君。ご飯の時くらい少しは静かにしてください。」

黄瀬「そうっスよ。そんなんじゃ女の子に嫌われっスよ?」

紫原「黄瀬ちんうっさ〜い」

青峰「黄瀬しばくぞ」

黄瀬「なんで俺だけ!?」

いつもどおりと、言えばいつもどおりのやるとりである。
そんな中赤司君は私にここに座るといいと、自分の横を指すのだった。

A「いつもどおり騒がしいね」

赤司「騒がしいのは嫌いか?」

A「ううん、慣れっこかな。」

赤司「そうか。」

この空間にいると嫌なことなんて吹っ飛んでしまう。
なぜかとても安心した。

赤司「そういえば・・・」

赤司君の言葉を遮り私の携帯がなる。
電話ではなくメールだったのだが、赤司君をチラッと見る。

赤司「俺は気にするな。先に」

ありがとう、と返しメールを確認すると梓と椿から来ていた。
内容はどっちも同じで「右京兄さんになにか言われて家を飛び出したって本当か。」
という内容だった。今朝の私の声は聞こえずただ飛び出しただけだと勘違いされたらしい。
だが内容からするに兄弟たち全員に伝わってるはず。うーん・・・

赤司「どうした?」

怪訝そうにこちらを見ては「嫌なことでもあったか?」と。
私はそんなに困った顔をしてたのか!と、思う。

A「大丈夫。なんでもない!」

赤司「そうか・・・ならいい。」

昼休みが終わるまでみんなで他愛のない話を続けたが
やはり、家のことが気がかりだった。

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設定タグ:黒子のバスケ   
作品ジャンル:恋愛
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うたプリ大好き?(プロフ) - このストーリーはこれで終わりなのでしょうか?続編は書かないのでしょうか? (2017年3月3日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
猫個々子 - 赤司君が主人公にお嫁にこないかか言った時にはビックリした!! (2014年4月5日 17時) (レス) id: ac27cf0abe (このIDを非表示/違反報告)
あい★(プロフ) - 赤司が夢主のジュリにしか見えません笑とてもおもしろいです!!笑 (2014年1月12日 13時) (レス) id: b5e62ae7b4 (このIDを非表示/違反報告)
//七海////ゆかぜ//(プロフ) - 主人公ちゃんかっこいい//// がんばってください! (2013年12月27日 2時) (レス) id: 3a04a00d20 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 絵麻ちゃんちょっと怖いかも…でも続が早くみたいです。がんばってください (2013年12月22日 15時) (レス) id: fae535b7a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梨音 | 作成日時:2013年11月8日 0時

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