【ブラコン×黒バス】家族事情

第七衝突 ページ8

それから数日。
バスケ部メンバーとは仲がよくなり、
毎日学校が楽しみになった。

それとは裏腹に妙な違和感を感じつつあった。
朝夜の食事の準備もちろん私が任されていた家事も
絵麻ちゃんがやるようになっていた。
私がやろうとリビングに行くと絵麻ちゃんがやっているのである。
あれー？おかしいなー？なんて考えているうちに私のポジションが
と ら れ て い た の で あ る ！！
あまりにもすんなり入り込み取られたので嫉妬や怒りより
関心した。数日経った今でも関心している。
詐欺ってこんなかんじで行われるんだろうなー
絵麻ちゃんすごい！とわりと本気で思っていた。

そんな日の朝。

右京「貴方もたまには家事をしたらどうですか。彼女ばかりに押し付けて。」

絵麻「いえ、押し付けなんて・・・私が好きでやってるんです･･･」

A「へ？」

口をついて出た言葉がそれだった。
なるほど、押し付けてしまった覚えはないけど
これはまずいのでは？と、思ったけど対策しようがないし
今のままではまずい！と考えた私は今日、急がなきゃ！朝ごはんいらないよー！と
聞こえなかったふりをし学校に行くのであった。

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