【ブラコン×黒バス】家族事情

第十七衝突 ページ19

光「久しぶりね」

ウィンクをし、私の隣にいる赤司君に目を向ける光兄さん。

赤「これはこれは、どうも。」

光「あら、いい目つきね。お目当ての人なら中にいるわよ。さ、入って入って！」

光兄さんは、私たちの背中をおし、リビングへ入れる。


右京「みなさん揃って何ですか。あぁ、あなたもいたのですね」

A「う、うん…」

リビングには右京兄さんだけだった。椿も梓も心なしか右京兄さんのことを睨んでいるように見えた。

赤「初めまして。昨日お電話した赤司征十郎です」

右京「わざわざありがとうございます。うちの子がお世話になりました。」


椿「ちょっと冷たくない？」

光「いいから、口出さないの」


赤「いえ、言っておきたいこともありましたし。前の彼女と''彼女''と重ねるのはやめたらどうです？」

右京「っ…用事をおもいだしたので失礼します。」

明らかに焦っている様子でリビングをでていく右京兄さん。
私や、椿、梓は赤司君の言葉の意味がわからずぽかーんとしていた。

光「やるわねぇ。あなた」

赤「それほどでも。」


光「あなたのこと気に入ったわ。少しお話しましょ。椿と梓はAのこと部屋まで連れてきなさい」


半ば強引にリビングから出され三人で部屋に向かう。

梓「…怪我とかしてない？」

A「大丈夫だよ。」

椿「あいつになんかされてない？」

A「うん、それも大丈夫」

椿「すっげぇ心配したんだからな…原因は俺たちだけどさ…」

梓「椿。そのことはもういいから。ほら、部屋についたよ。」

A「あ、ありがとう。」

部屋の前で別れ、部屋入り布団にダイブする。さっきの赤司君の言葉をリピートしながら。

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