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第十四衝突 ページ16

懐かしい光景だった。
テストで初めて100点を取ったとき。
兄弟たちは自分のことのように喜んでくれた。
何年経ってもいい点を取ればお祝いだ、と。

喜んで、祝ってくれたみんなの顔を思い出せなくなったのは
いつからだろう。


「お・・・・ろ・・・・おきろ」

A「ん・・・」

赤司「上がった。お前もお湯が冷める前に入ってくるといい。」

A「あ、うん・・・」

赤司「まだ寝ぼけているのか。風呂場で転ぶなよ。」

クスクスと笑い、召使さんを呼ぶ赤司君。

召使「大浴場はこちらです」

______________________________________________


A「それにしてもでかかった・・・・」

本当に大浴場と言う言葉が正解だな。
あまりの大きさにビビって転ぶところだったよ。
一応、赤司君の部屋の前で止まりノックをする。

赤司「ノックしなくていい」

A「あ、ありがとう・・・」

部屋に入ると赤司君は机に向かって何かを書いている。
おそらく勉強でもしているのだろう。

A「そっか・・・テスト近いもんね」

赤司「ああ。君はちゃんと勉強しているかい?」

と、机から顔を上げこちらをちらっと見る。
なぜか顔を赤くしてまた机に目線を下げる。

A「あ、ヘンですかね・・・」

赤司「いや、いいんじゃないか」

突然の訪問だったので服がなく、一悶着あったのだが
結局赤司君の服を借りることになった。

A「ありがとう、赤司君・・・」

赤司「別に大したことじゃない。」

赤司君はいつも自分の優しさや優秀さを大したことはないと言う。
何か無理しているんじゃないかと少し気がかりだったりする。
本人に聞けるわけないんだけどね。

赤司「もうこんな時間か。」

ふぅと息を吐き立ち上がりそろそろ寝ようか?と問いかけてくる。

A「そうだね、いい時間だし・・・私はどこで寝ればいいかな・・・?」

赤司「ん?俺と一緒に寝るのは不満か?」


________________________________________________

内容が黒バス、特に赤司君に偏り気味ですね。
この二人の長い夜(笑)編が終わり次第兄弟たちの出番がくる!
・・・はずなので気長にお付き合いくだい!すみません!

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設定タグ:黒子のバスケ   
作品ジャンル:恋愛
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うたプリ大好き?(プロフ) - このストーリーはこれで終わりなのでしょうか?続編は書かないのでしょうか? (2017年3月3日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
猫個々子 - 赤司君が主人公にお嫁にこないかか言った時にはビックリした!! (2014年4月5日 17時) (レス) id: ac27cf0abe (このIDを非表示/違反報告)
あい★(プロフ) - 赤司が夢主のジュリにしか見えません笑とてもおもしろいです!!笑 (2014年1月12日 13時) (レス) id: b5e62ae7b4 (このIDを非表示/違反報告)
//七海////ゆかぜ//(プロフ) - 主人公ちゃんかっこいい//// がんばってください! (2013年12月27日 2時) (レス) id: 3a04a00d20 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 絵麻ちゃんちょっと怖いかも…でも続が早くみたいです。がんばってください (2013年12月22日 15時) (レス) id: fae535b7a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梨音 | 作成日時:2013年11月8日 0時

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