【黒バス】心を閉ざした男装少女【帝光】

第４５Ｑ　「仲直り」 ページ48

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黄瀬「あ、桃っちおかえりなさいっす! 偵察どうだったすか? 」

桃井「ただいまー! もうすごかったよ! でも……次の試合はちょっと大変かもしれないね」



テンションMAXで帰ってきたさつき。


そのおかげで変な空気も華やかになった。



黄瀬「そうっすか……んじゃ、なおさら頑張って絶対勝たなきゃいけないっすね! 」

「だね」



俺がそう答えると、さつきがこちらを向いて、何か言いたげな表情を浮かべた。


よし。


この場合、最初に俺が謝らなければ。



貴方&桃井「ごめん!!! ……え? 」



俺が思いっきり頭を下げて謝ると、見事にさつきと重なった。


その様子があまりにおかしいのか、涼太がお腹を抱えて笑い出した。



桃井「ちょ、ちょっときーちゃん! 何がそんなにおかしいのさ! 」



さつきが顔を真っ赤にしながらそう言う。



黄瀬「いやっ……だってっ……でも、なんかよく分かったっす。２人がどれだけ仲がいいのか」

「え? 」

黄瀬「だって、謝罪が重なるってそうそうないっすよ? 漫画やアニメじゃない限り」



涼太は笑いながらそういう。


いや。


これはれっきとした夢ｓ((



黄瀬「まぁ、これで２人も仲直りっすね! 」

「そうだね。改めて言うよ。ごめん。さつき」

桃井「もういいって。私もちょっと感情的になりすぎっちゃったし……ごめんね」



さつきは申し訳無さそうに言った。


でもこれで、しっかりさつきと仲直りできたし、明日は心置きなく出発できるな。


ひとまず、一件落着ってとこだね。

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