【黒バス】土足厳禁ですよ？《高校編》 (ページ17)

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13話ページ17

sideA

A『征、今日の部活私休むわ。』

征は朝ごはんのスープをこぼした。

A『…全くもう…何してるの？』

自分のナプキンで拭く。

赤司｢…理由は？｣

A『昨日、征が言ったんじゃない。』

柊文を潰せって。

赤司｢…僕はもう柊文が近くに居るのが苦痛だ。｣

あらあら。

A『西塔とどっちが嫌？』

赤司｢…どちらも嫌いだ。Aだけで良い。｣

A『わがまま。』

赤司｢悪かったな、僕はA以外の女なんて興味ない。｣

ほら、やっぱり。征は私しか見えない…

大丈夫。

A『征、選んで。』

赤司｢なんだい？｣

A『今日の部活』

絶対、後者を選ぶわ。

A『私の事を無視して柊文を私のように扱う。あ、そしたら私は部活に出るわor柊文を無視しても構わないけれど私は部活を休む』

さあ、どっち？

赤司｢僕がA以外の女をAのように扱うなんて出来ない。｣

そうね、知ってるわ。

赤司｢故に、嫌だが後者だ。｣

わかってたわ。

赤司｢…｣

あらあら、不機嫌な彼にまた逆戻り。

A『もう1つ選択してね。』

まあ、これは前者だろうけど。

A『邪魔者を早く潰す為に一緒に居れない道か、一緒には居れるんだけど邪魔者がずっと居るか』

赤司｢そんなもの早く邪魔者を消す以外の選択肢あるか。｣

一応用意したじゃない。

赤司｢行き先だけ教えてくれ。｣

A『駄目よ、征は主将でしょ。』

赤司｢…ちっ…｣

もう…

A『ごきげんよう、未来先輩。』

未来｢普通に挨拶しなさい。｣

これが私の普通なんだけど。

A『皆様おはようございます。』

朝練って大変ですね。

実渕｢征ちゃん？｣

もう…顔でバレバレじゃない。

柊｢赤司くーん♡｣

ターゲットのご登場。

A『では、私用意してきます。』

赤司｢あ…｣

あら、可愛い顔だわ。

んー…おかしいわね…

私、昨日は1日部活休んで東京に帰ってた。

つまり私は1日しか空けていないのに

A『はぁー…汚いわね…』

ごちゃごちゃ…

未来｢わ…汚…｣

あ、貴女も休んだの？

ということは柊文の仕業ね

赤司｢何か手伝う事あるかい？｣

逃げてきたわ…

赤司｢もう…無理…｣

あらあら…まだ朝の7:15よ？

A『征、これじゃドリンク作れないじゃない。』

征に後ろから抱きつかれてるわ。

左隅に醜い良いお顔のターゲット。

ああ、なんて滑稽なのかしら♡