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第31話 ページ31

あれからAと会うこともできずに日々を暮らしていた。



いや、違う。


俺が勝手に避けていたのだ。

Aと会うことを。
耳の聞こえない彼女と会うことを。









「・・・はぁ」

「最近、笠松ため息多くないか?」

「うるせぇ、森山」





・・・なさけねぇな俺。






「笠松が何を悩んでいるのか知らないけど、
 しっかりしてくれよ?主将さん」




森山は本当いい性格していると思う。

バスケに関してだけだけど。




「らしくないぞ、笠松」




らしくない、か。

だろうな。


最近の俺は本当どうかしちまっているんだ。

それくらいAのことを気にしているんだ。





「・・・そうだよな、よし!

 ありがとな森山!!」




めずらしく森山に感謝の気持ちを述べれば
気持ち悪いなどと言うのでしばいてやった。









うじうじ悩んでいるのなんて俺らしくねぇよな。

やっぱり男は行動あるのみだろ。

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設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 海常高校   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ユーリ | 作成日時:2014年10月16日 14時

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