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第20話 ページ20
「A」
『笠松先輩。おはようございます』
「はよ・・・ってどうしたその傷」
『あはは、転んじゃいました』
ぎくっとなった。
確かに額に絆創膏は貼ってあるけれど前髪で隠れてると思ってたのに。
気付かれないと思っていたのにすぐに見破られて恥ずかしい。
「そっか。気をつけろよ」
『はい』
ごめんなさい、嘘です。
まさか姉にやられました、なんて言えずに咄嗟に嘘を吐いた。
罪悪感はあるけれど嘘を付いてよかったのかもしれない。
だって笠松先輩、私の頭を撫でてくれたもん。
・・・頭を撫でられたのは初めてだったかもしれない。
私の心はトクンと高鳴った。
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作者名:ユーリ | 作成日時:2014年10月16日 14時