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第15話 ページ15

「あっ、Aちゃん!」

『!?』




廊下を歩いていたところ、
突然同じ学年の知らない男の子に話しかけられる。

金髪ピアスで不良っぽい感じ。
でも顔は整ってるなぁと思う。




『・・・なんでしょうか?』





なるべく失礼の無いように。
でも警戒はしながら。





「いや〜、最近笠松先輩が気にかけている女の子っスからね!
 少し気になっただけっス!!」




・・・確か笠松先輩、金髪の生意気な後輩がいるっていってたっけ。
彼のことか。

でも実力は認めてるって言ってた。




『そうですか。では』




そのまま立ち去ろうとした私の腕を掴んで彼は言った。




「あの人、女の子苦手なんっス。
 だから部活の皆驚いているっス。

 なんであんたなんかがいいのか分からないけど
 笠松先輩は部の主将なんス。
 邪魔しないでほしいっス」




冷たい瞳でそれだけをいうと私の腕を解放し、
彼は立ち去ってしまった。

私はその場に立ち尽くしたまま―――

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設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 海常高校   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ユーリ | 作成日時:2014年10月16日 14時

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