と言うわけで兄妹になりました【福井健介】

兄妹１５ ページ15

親の前で正座する私と健介。


何も親が発さないことに怯えながら私達は覚悟をしていた。





「はぁ・・・あなたたち、一体いつからなの？」




「俺達が、三年になってすぐ」




「そう・・・」




そんな尋問みたいな会話だけが繰り広げられる。

でもどこか私は上の空だったのかもしれない。
何とかなるなんて気楽に考えていたのかもしれない。


だからこの言葉の意味をすぐに理解できなかった。









、









、









「健介、高校卒業したら出て行ってくれ」

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