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瀬戸SIDE
『今回は瀬戸は出すつもりはない。瀬戸無しで蜘蛛の巣がどこまで通用するか確認
ただし、明日は後半全部出すから覚悟しとけ。他は…朝伝えた通り。はい、行って来い』
ベンチに座って足を組み、記録を取り始めるAの隣に座る
記録取りっていうよりはゲームコントロールかな…
最終的なゲームメイクは花宮がする事になってるけど…
審判「試合開始!!」
宙を舞うボールを目で追う
ここからは霧崎の全員がAの手駒。出来る限りAの考えに合わせてプレーする
『最初はこっちからか…古橋のスリーポイントからだな』
それと同時にゴールを潜り抜ける古橋のシュート。もちろん、スリーポイント
一緒に過ごしてきた時間の長い花宮はAの考えてる事分かるからその通りに指示を出す
それを俺達が読み取って行くっていう感じかな…
あ、ラフプレーだけは花宮の指示で始まる
朱鳥「あれー?桐皇の特攻隊長君調子悪いみたいだねー?」
妹ちゃんが言う通り確かに動きが鈍いね…何かに気を取られているみたい
そんなんじゃラフプレーの餌食になっちゃうよ?
『お前の甘っちょろい考え方が嫌いなんだよ…桜井』
朱鳥「やだーA姉ご乱心ー!たいへーん!」
元気一杯の笑顔の妹ちゃん
…Aがここまで怒るのって珍しいね
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作者名:黒薔薇しゃん | 作成日時:2017年6月7日 13時