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瀬戸SIDE -昼休み-
原「Aとザキ来ないね〜何の用事を済ませに行ってんだか」
古「ホントにな」
たわいない会話が少しだけ交わされる
俺達以外居ない屋上はAと山崎がいないだけで案外静か
…ただ、安心はできないから目を瞑っても眠れないけどね
花「彼奴等何してんだろうな。全く来る気配ねえし、連絡の1つもねえし」
瀬「そろそろ来るんじゃない?」
そう言った途端肩で息をしている2人が屋上に駆け込んできた
『なんで来た瞬間女の先輩方に追いかけられるんだよ…去年のいつぞやもこんな事あったよな…』
安堵の表情とは真逆の不満たっぷりで不機嫌な声
こんなAって本当に珍しいなって思う。いつもなら絶対にこんな事無いし
Aをこんなにする先輩方って相当凄いんだろうね
原「去年の文化祭でAに悩殺されちゃった人達でしょ?あの時のAはホントに
かっこよかったよ〜ますます惚れ込んじゃったし」
『去年の文化祭…?何かをした覚えなんてないが…』
山「すっかり忘れてんじゃねえか!無意識にもほどがあるぞ!?」
古「覚えてないならないで別にいいんだけどな」
きっとAは覚えているけど覚えてない振りしてるんだろーな
俺達を傷つけないように覚えてない振りしてる
だってAは嘘つくとき俺達の方見ないもんね
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作者名:黒薔薇しゃん | 作成日時:2017年6月7日 13時