Dependent ＆ Madlove ３ (ページ28)

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番外編＊原の看病＊ページ28

原SIDE
『あ、一哉…』

ふらっとAの体が傾いてとっさに支える

少し荒い呼吸と触れた部分から伝わる熱

ど、どうしよ…いつもザキとか花宮が看病とかしてたからわかんないよ…

貴母「愛娘ぇぇぇ！！来たぞぉぉぉ！！」

『うっさい…』

俺の腕を離して立とうとするもまだフラフラしていた

朱鳥「原さんA姉寝かせてください！ソファーでもどこでもいいですから！」

原「え、あ、うん…」

ひょいっと抱えてソファーに下す

朱鳥「A姉何すればいいかな？」

『解熱剤取って欲しい…』

朱鳥「分かった！」

こんなにぐったりしてるAってあんまり見た事無いかも…

大抵熱あっても平気そうだし…

あ、でも途中で倒れたりとかしてたっけ…？

貴母「体調悪い癖に予定詰め込んだり徹夜したりしたな…この馬鹿め」

『痛いっ』

隣に座って額を軽め…？に叩く朔さん

いや、A痛がってるし軽めじゃないか

貴母「で、何してたのか洗い浚い話して貰うか」

『モデルの仕事に…久しぶりに真がデート行きたいって言ったから行って…

　雨に降られて…生徒会の仕事徹夜で済ませて…別に体調なんか悪くなかった』

朱鳥「A姉って本当に自分の事には疎いんだから！昨日体調悪そうだったよ！」

…Aって本当に1人で何でもできちゃうんだなぁ…