番外編*花宮とデート* ページ27
朱鳥「あ、そろそろ行きますね」
横を通り過ぎる時静かに耳打ちされる
_お姉ちゃんもうすぐ来ますよ
もうすぐ来ますよってそんな確信もねえような事言われてもな…
突然背後から抱き締められびっくりして振り返ると俺の待ち人
『お待たせ…あれ?ご機嫌斜め?』
花「当たり前だろ…」
『んー…そっか…』
ちゅっと可愛いリップ音と絡みつく指
周りに人いなくてよかった…
『これで許してくれないか?』
花「…許す。めっちゃ許す」
『素直だな。さ、今度こそ行くか』
ゆるりと手を繋いでまた歩き出した
-1時間後-
『雨降ってるな…どうしようか…』
丁度家に帰ろうとした時突然降り注いだ雨
かなり強い雨で全く止む気配がない
今は物陰で雨宿りをしていた
『濡れるけど走って事務所行こうか…すぐそこだしな…』
花「そうだな…んっ!?」
後ろの壁に押し付けられてちょっと長めのキス
息が苦しくなる頃にやっと離してくれる
『事務所じゃできないから今の内に、な…』
花「…じゃあ、もう1回しよーぜ…?」
『ん、いいよ』
雨の降り注ぐ中、もう一度唇を重ねた
雨の日はあんまり好きじゃないけどまぁ、いいかもしれない
ただし、Aとデートの時限定でな
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作者名:黒薔薇しゃん | 作成日時:2017年6月7日 13時