掠れたり、ぼやけたり、見えてない。 ページ3
どうやら僕は、気絶したようだった。
とりあえず、ここはどこだ？
僕の部屋じゃない。
誰かの部屋、か？
ふいに響く、ドアの開閉音。
「起きた…か」
そこには、この部屋の主だと思われる人物が立っていた。
高校生か？眉毛が個性的な奴だな…。
「僕は花宮といいます。よろしく。」
握手を求める、ニコニコ顔の花宮クン。
僕はその手を、払いのけた。
「お世話になりました」
僕はニコニコ顔でその言葉を言って、ベッドから逃げようとした。
のだが。
「何の真似だよ、花宮クン」
「貴方様が逃げようとするものですから。反応しちゃって。」
いきなり肩を掴んで、壁に押し付けるのはよくないだろう？
「肩が壊れそうなので、離してくださいよ」
「しょうがないですね」
離してくれるのか…。
また、ドアの開閉音。
何なんだこいつらは。
「目、覚めたんだねー」
「おかゆあるけど…いるか？」
目が隠れてるやつと、いかにもモブという容姿のやつ。
きっと花宮クンの同級生か何かだろう。
「…おかゆ」
そう呟いて、手を出す。
「あ、自己紹介まだだよねー。俺、原一哉。
それでこっちのモブという容姿のやつがザキ」
原クンは僕の心でも読めるのか？
もらったおかゆを食べ、この部屋にいる皆に聞いてみた。
「ねぇ」
「なんですか？」
「皆に聞くけどさ、」
「僕の事、ちゃんと見えてる？」
「かすれたりしてない？」
「ぼやけちゃってない？」
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霧崎沙流＠天ぷら系女子(プロフ) - [忘却王]れおさん» 面白かったですか…。とても嬉しい限りです。こちらこそ、この作品を最後まで読んでくださりありがとうございます。 (2014年3月29日 22時) (
レス) id: 212878b2bc (このIDを非表示/違反報告)
[忘却王]れお(プロフ) - 完結おめでとう。すごく面白かったです。終わらせ方も好みでした。ありがとうございました。 (2014年3月29日 22時) (レス) id: 8ad14d2c12 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎沙流＠天ぷら系女子(プロフ) - ★黒猫★さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2014年3月20日 18時) (レス) id: 212878b2bc (このIDを非表示/違反報告)
★黒猫★(プロフ) - 続きが気になります．更新がんばってください！ (2014年3月20日 16時) (レス) id: a547ed74fa (このIDを非表示/違反報告)
★黒猫★(プロフ) - 続きが気になります．更新がんばってください！ (2014年3月20日 16時) (レス) id: a547ed74fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧崎 沙流 | 作者ホームページ：http://yaplog.jp/kirisaki73/
作成日時：2013年7月19日 21時
