72.先生 ページ22
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「_____今、どういう状況？」
「「！！」」
突然と、その場にいないはずの声が上がった。
目を見開いたAと伏黒。そして、伏黒の隣に立つ
白髪のアイマスクの男がいつの間にかそこにいた。
「「五条先生!!?」」
「どうしてここに」
2人の声が思わず合わさり、いつも通り
呑気そうに見える五条に伏黒は続けて質問する。
「や！来る気なかったんだけどさ！
いやー ボロボロだね。2年の皆に見せよーっと」
携帯を手にし、カシャカシャと音を立てながら
伏黒を撮影する五条。
顔を隠しながら伏黒は五条に対して怒りが湧いていく。
伏黒を撮影し終わったのか、バッと五条の顔が
Aの方へと向く。その勢いにAは驚いた。
「A!!ボロボロじゃないか！
大丈夫？立ってるの辛くない？」
「……俺の時と随分と扱い違いますね」
「えー、だって恵は丈夫だから平気でしょ？
頑張れっ、男子ッ♡!!」
「ぶん殴りますよ」
扱いの対応にもそうだが、言葉の最後 女子のような
話し方の五条に更に怒りが湧いてくる伏黒。
Aは勢いのある五条に対して
冷めたように"平気です"と口にした。
「先生、他の任務があったんじゃないんですか？」
「そっちはすぐに片付いたよ。それに、
流石に特級呪物が行方不明となると上が五月蝿くてね。
観光がてら馳せ参じたってわけ」
よく見れば、五条の左手には
大きめの紙袋が握られている。観光とは、やはり
呑気なものだなと伏黒とAはジト目を浮かべる。
「で、見つかった？」
伏黒とAの顔を尋ねるように、
交互して目を向ける五条に2人は目を逸らす。
正直、状況を簡単に話せるものではない。
どうしようか、なんて思っていたら
当事者である1人が手を挙げた。
「あのー…ごめん。俺 それ食べちゃった」
初めて五条の目が虎杖の姿をとらえる。
虎杖の放った言葉に流石の五条もカチンと固まった。
「マジ？」
「「マジ／マジです」」
生徒の頷きに信じる五条はそのまま虎杖の方へと
顔を間近に寄せてジッと、よく"見た"。
「ははっ、本当だ。混じってるよ。ウケる」
ウケるじゃないでしょ、と思わず
ため息が出てしまう伏黒達。
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いつのまにか黄色の星がついておりました！
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結祈華(プロフ) - カノンさん» 好きと仰って下さりありがとうございます！嬉しすぎました！これからも頑張らせて頂きます。 (2023年1月27日 23時) (
レス) id: 074ff9457b (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - いえ！修正ありがとうございます！とっても好きなのでこれからも頑張ってください！ (2023年1月27日 17時) (レス) @page31 id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
結祈華(プロフ) - カノンさん» カノン様。そうですね…間違えておりました。9ページの方を訂正させて頂きます。コメント及びご指摘頂きましてありがとうございました。 (2023年1月27日 11時) (レス) id: 074ff9457b (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - コメント失礼します。アニメ第1話部分で亡くなったのは、おそらく虎杖悠仁の祖父だと思うのですが… (2023年1月27日 11時) (レス) @page30 id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結祈華
| 作成日時：2022年12月31日 20時
