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貴方「______領域展開…「煙寿桜庭」」
Aが手を合わせ、そう言い放つと
あたりの景色が変わった。
紫の怪しい空に、桜の木が立って
花弁が散っていた。
目の前ある黒い球体は、
先程と何か様子が違っていて…______
透桜煙「虎杖悠仁!!」
虎杖「!」
透桜煙「Aは今、領域展開に集中してる。
そして、あいつの領域がそこにある。
やることはわかるわね?」
虎杖「……」
透桜煙「今なら簡単に 貴方の拳で壊れる。
______やれ、虎杖悠仁」
透桜煙が最後に放った言葉は
少し、楽しそうな声色に聞こえた。
虎杖「言われなくたって、やるよ」
虎杖はダンッと地面を蹴ると、
球体の真上に上がり、頂点を目掛けて拳を構えた
虎杖「Aが頑張ってんだ…
無駄にしないために______ッ」
虎杖の拳が、思い切り球体にあたった。
バリンッ
最も簡単に、領域の破れる音が響いた。
・
真っ暗な真人の領域に七海は立っていた。
自分の"死"を実感し、自身の眼鏡を外した。
…悔いはなかった_________
バリンッ
真っ暗な空間に、上から光が差し込んだ。
上を見上げると、領域に穴が開いていて
そこから、数枚の花弁と 虎杖が入り込んだ。
真人と七海は、"入ってきた虎杖"に驚いた。
……相手の魂に干渉することができる
真人の領域内。
虎杖が入ったと言うことは、
自然と 虎杖の内にいる"宿儺"にも
触れてしまうと言うことだ______
ドグン
真人「(しまっ______)」
宿儺「言ったはずだぞ______2度はないと」
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作者名:結祈華 | 作成日時:2021年1月6日 0時