検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:179,516 hit

83.逃走 ページ33

〜no side 〜









貴方「ッ はぁ はぁ…」




透桜煙「A、大丈夫?」




貴方「う、ん……」









虎杖が真人の領域を破った音を聞いた瞬間、

Aは自分の領域を閉じて 地面に手をついた。




呪力の消費が激しく、息も苦しかった。









貴方「…悠仁たちは…______」









 









バシュウ









 









その時、目の前の黒い球体が消えた。




そこには肩から血を流す真人と

それを見る七海と虎杖の背中があった。









貴方「…なに、が…起きてるの…」




透桜煙「……宿儺が干渉したのよ。

地雷を踏んだってとこかしら?

…ほんと、悪魔ね」









 









虎杖「何が起こったんだ…?」









それは、虎杖たちにも

何が起きたのか、はっきりと

理解は出来ていなかった。




ただ一つ分かったこと。




ボロボロの真人を見て、ひとつの思考だけが

虎杖の中にあった。









 









______"殺せる"









 









それは、本能の様に 虎杖の足を動かした。




迫ってくる虎杖を見て、

真人は風船の様に大きく膨らんだ。




その大きな的に 虎杖は拳を振るった。









虎杖「___"逕庭拳"」









 









パァン









 









確実に、虎杖の"逕庭拳"はあたった。




けれど、あたった"それ"は風船の様に割れて

とても 手応えが無かった。




虎杖は訳が分からなく、体が硬直する。




一方、七海はある方向に走り出した。




その方向には排水口に潜ろうとする

小さな真人がいた。









真人「バイバぁ〜イ」




虎杖「待て!!」




真人「Aちゃんも、"またね"

楽しかったよ」




貴方「……」









 









バゴッ









 









真人のいた"はず"の排水口の網に

七海は剣を振るった。




けれど、網が壊れただけで

そこに真人はいなかった。









七海「チッ」









七海は舌打ちをすると、スマホを手にし

ある人に電話をかけた。









七海「猪野君 本丸が排水口から逃走しました。

…えぇ 私といた地点から東南に向けて

虱潰しにお願いします。今なら君でも祓える」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (90 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
588人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:結祈華 | 作成日時:2021年1月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。