Reason 7＊過去編 ページ9
＊永遠 side
今日帰ったらAが試合の観戦に2人も来ると言ってきた。2人とはAの友達の和成と良のことだ。
あの2人に良いとこ見せなきゃな！
◇
今日はAとその友達の和成と良が来る。2人が来るといつも
「あっ、永遠くんだ！永遠くーん！！」
とこんな感じに大声で呼んでくれる。本当に可愛いなー。
今日は負ける気がしないな。
◇
今は第3Q、26点差か。この調子だったら余裕だ。
そんなことを考えてるとふわりと体が宙に浮き、直後体が地面に叩きつけられた。自分が倒れたことに気がつくのに、そう時間はかからなかった。
どうやら相手の足に引っ掛かってしまったらしい。相手もバランスを崩し俺の上に乗るような形で倒れてしまった。
「…っ！」
足を捻ったらしく、足が痛い。でもここで痛がってはいられない。俺は痛みを堪えながら1人で立ち、3人に大丈夫というサインを送った。
まぁ怪我がないか確認のために交代したけどな。
もちろん試合に出たいから平気なフリをするけど！
◇
俺らは91対48という大差をつけて勝った。
だが第4Q我慢してプレーしたから足がズキズキする。
痛みを我慢してると3人がやってきた。
「「永遠くーん！」」
「おぉ！和成に良！」
あぁ、2人に会うと癒されるなぁ。
「永遠くん凄くかっこ良かった！」
「オレも永遠くんみたいなPGになりたい！」
「そんな事言われると照れるなー」
よし今度何か買ってやろう。
「……兄さん」
「あ、A！Aも来てくれてありがとう！」
待ってたよマイエンジェル！
「右足」
「え？」
「ちょっとバッシュ脱いで右足見せて」
もしかしてバレた？
少し戸惑ったが、言われたとおり右足を見せる。
「！？永遠くん足が…」
「……やっぱり」
やっぱり、か。
良が泣きそうだ。だからバレたくなかったんだ。
「……いつから気付いてた？」
「第4Qの最初から」
「最後じゃなくて最初かよ。はぁ…、うまく隠せてたと思ったのになー」
誰にもバレない様にしてたんだが、やっぱりAに隠し事は出来ねーな。
「そりゃあ気付くよ。所々足に負担かけないようにしてたし。はい、終わり。捻挫だと思うけど後で病院行ってよ」
「はーい」
めんど。
「じゃあ私達は先に帰るから」
「おー。気をつけて帰れよ」
Aが帰った後、修造に「来年帝光に来ると思うからAをバスケ部に入れてね」なんてワガママを言ったのは秘密。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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高村涼也(プロフ) - 霧月さん» コメント有難うございます。カメ更新な上に拙い文章ではありますが、精一杯頑張ります。 (2015年8月9日 18時) (
レス) id: 74e89393c2 (このIDを非表示/違反報告)
霧月 - とても面白いです！！！更新頑張ってください！楽しみにしています♪ (2015年8月9日 18時) (レス) id: e601f87f67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高村涼也 | 作成日時：2015年2月12日 1時
