Reason 3 ページ5
*
放課後になったので、私は直ぐに学校を出た。
今直面している問題の全ての元凶である兄を問いただす(ボコる)為だ。
今日は珍しく高校の部活動は無いらしい。だから兄さんも直ぐに帰ってくるはずだ。いや、もうすでに帰っているだろう。
「ただいま戻りました」
家に着き、リビングルームのドアを開けると案の定、兄さんはすでに帰って来ておりソファに座りながらベースを弾いていた。
兄さんは私が帰ってきたのに気付くと演奏を止め、ベースをテーブルに立て掛けてこちらへ突進して行った。いやこっち来んな。
「あ、Aおかえりいいいｉぐはっ！」
取り敢えず兄さんの動きを止める為に脇腹を殴った。良かったちゃんと当たった。
しかしこんな事でもめげないのが兄の良いところであり、悪いところだ。
「もうっ照れ屋さんなんだから！」
「気持ち悪いからやめて」
どこをどう見たら照れ屋になるんだ。
「そういえば私に何か言うことは？」
「え？今日も可愛いｎぐほぉ！」
本当に歪みないな。
そんな兄さんに今度は鳩尾を殴る。喰らえ、鳩尾パンチ。
「今日虹村先輩に会いました。」
「え、修造に会ったの！いいな！元気にしてた？あっ、まさか俺の可愛いAに近づく為に…許さｎぶべらっ！」
長い、そしてうるさい。そんなことを思い今度は顔をビンタ。
段々兄さんが可哀想なキャラになっていくのでここら辺で殴るのはやめよう。
「違います。兄さんに以前頼まれたことの確認と言っていました」
私がそう言うと兄さんは「あっ…」と小さな声で言った。この反応は忘れてたな、完全に。
「さぁ、どう言うことか説明して」
「えっとねー…。話長くなっちゃうけどいい？」
「別に構わないけど…」
そう言って兄さんは喋り始めた。
◆
次回からちょっとした過去編に入ります。
永遠が主人公ちゃんをバスケ部に入れようと思った理由が明らかになります。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
高村涼也(プロフ) - 霧月さん» コメント有難うございます。カメ更新な上に拙い文章ではありますが、精一杯頑張ります。 (2015年8月9日 18時) (
レス) id: 74e89393c2 (このIDを非表示/違反報告)
霧月 - とても面白いです！！！更新頑張ってください！楽しみにしています♪ (2015年8月9日 18時) (レス) id: e601f87f67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：高村涼也 | 作成日時：2015年2月12日 1時
