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波紋157 ページ24

しかしその後もどうしてか寒気が止まらない

その度に後ろをチラ見するが何もない

そうこうしている内に私の部屋に到着、青江さんにお礼を言って布団に潜った

やはり青江さんが話してくれると迫力と言うか…雰囲気があると言うか…

とりあえず怖いね;

私の知っている話でよかったけど、知らなかったら一人で寝れてないもん



『(でもなんで寒気がするの…?)』



部屋を見渡したり廊下を見て見たりしたが人っ子一人いない

しかしこうも寒気が続くと不安になる

かといって前みたいに三条部屋の皆に迷惑をかける訳にもいかないし…

取り敢えず布団に潜って寝ることにした









『パチッ)………ぇ、…まだ暗い…』



ふと夜中に目が覚めた

時計を見ると3時を指していて朝まではまだ時間がある

喉が渇いたので厨に向かい水を飲んだ

フゥ…と息をつくとコップを洗って部屋に戻ろうと厨を出ようとした瞬間



ヒタ………ヒタ………



『……………ガクガクガクガク(滝汗)』



廊下から誰かの足音が聞こえてきたのだ

しかもとてもゆっくり…

段々と近づいてくる足音から逃げるように厨の棚の後ろに隠れた



ヒタ…………ヒタ……………



『(声を出すなよ…大丈夫…落ち着け自分…やればできる……(ガクガク)』



その足音はゆっくり厨の中に入ってきた

そして中央辺りでピタッと止まった

口を手で押さえながら息を殺す



『カツッ)…………………っ!?(しまった!!)』



少し動いた拍子に棚にぶつかって音を立ててしまった

慌てて身を引っ込めるが、その足音はこちらに向かってきた

あと少しで見つかるっ!!

そう思ってしゃがみ込み下を向いて顔を手で覆った



ヒタ…………ヒタ……………(ピタッ



『…………………っ』






パチッ



青江「誰かいるのかい?」



もうだめだ、と思った時に厨に明かりがともった

そしてバッと顔を上げると誰も居ない

棚の後ろから出てくると青江さんがビックリした表情で寄ってきた



青江「大丈夫…大丈夫だよ…僕がいるから安心して?」



もう声すら出でない真っ青な私の背を撫でながら部屋に連れて行ってくれた

どうやら短刀達が厠に行けないと訪ねて来て送った帰りらしい



青江「今日は僕が部屋の外にいてあげる、だからゆっくりお休み」



その後、部屋の外でヒュンッと何かを切る音がしたけど、睡魔に勝てずに眠ってしまった

次の日石切丸さんに頼んでめっちゃお祓いしてもらった

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黒にゃんもす(プロフ) - 妖奈さん» 妖奈さんありがとうございます☆もちろん続けますよぉ!!応援ありがとうございます( ´∀` )これからも頑張りますね! (2016年8月8日 0時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
妖奈 - 続編決定ですか!?頑張って下さい!応援してます!(*´ω`*)何回もコメしてすみません! (2016年8月8日 0時) (レス) id: ba4810b962 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 妖奈さん» 妖奈さんコメありがとうございます!無事帰って来たので更新を再開します( ´∀` )お楽しみに☆ (2016年7月31日 14時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)
妖奈 - 大丈夫ですよ!何とかなりますって!(*´∀`) (2016年7月30日 23時) (レス) id: e4ab05e817 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃんもす(プロフ) - 妖奈さん» 全力で頑張りますね!!4章で終わらない気がしてならないのですが(泣)温かい目で見守っててください! (2016年7月24日 1時) (レス) id: 0a8de8ba0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒にゃんもす | 作成日時:2016年7月20日 19時

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