ねぇ、ちょっとあのヒロイン叩き潰していい？【ハイキュー！！】

とお あまり やっつ ページ22

春峰side


結局呼び出しの時も助けに来てくれたのはもう一人の地味なマネージャー。


私が期待してた展開とは全然違った。


思い通りにならない怒りで思わず叫びそうになったけど、そこはトリップ特典で貰った演技力で何とか抑えた。





いまだにキャラとは仲良くなれてないし、部活の中での信用度も上がらない。


どうして？何がいけないの？私は性格も容姿も完璧なんだよ？どうしてこうも上手くいかないの？





原作には居ない地味なマネージャー……もしかして、私がトリップしてから出てきた新しいキャラだったのかしら…。






あ、それとも私と同じ様に？仮にそうだとすると厄介ね…だって、原作を知ってるってことでしょ？


他にもたくさんキャラの知り合いが居るかもしれないじゃない。もし転生トリップだったら…。







……まぁどちらにせよ私の邪魔をする人は容赦しないけど警戒するに越したことはない。






私は心の奥に地味なマネージャーへの僅かな憎しみを抱きながら、体育館へと向かった。


時間はもう結構過ぎてるけど、ヒロインの私は怒られない。だって前もそうだったもの。








.









.









__________私は、知らなかった。

ここはもう妄想の世界じゃ無いんだって事……そして、ヒロインはもう既に存在している事を。

とお あまり ここのつ→←とお あまり ななつ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す